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ナ「…そういえば、先程乱歩さんの話題が出てましたけど」

紅茶の良い香りに包まれて、ナオミちゃんが口を開いた。

ナ「Aさん、乱歩さんとはどこまで行かれたんですか?」

楽しそうに微笑むナオミちゃん。
途端に目を輝かせこちらを凝視してくる太宰さん。いや、二人ともこれを聞くのが目的か。
このどこまで行った、は物理的な距離の話ではないのは流石に分かる。私も伊達に19年生きてはいない。


貴「…どこって、どこも無いですよ」

太「またまたぁ、一緒の布団で寝てる癖に!」

ナ「まあ、そうなんですの!?」

貴「ちがっ…太宰さんが勝手にうちの鍵を開けるから…!」

ナ「乱歩さんとAさんが度々一緒に遅刻してきてたのはそういう事だったんですのね!」

貴「違うの!!やましいことは何も!!!」


収集がつかない。
谷崎さんに視線で救助要請を掛けるも見事に目を逸らされてしまった。くそぅ、ナオミちゃんが絡むといつもこうなんだから…!


ナ「はぁ、ナオミ羨ましいですわ。ねぇ兄様?」

谷「えッ」

ナ「あんなことやそんなことやこんなことまで経験済みなんて…」

誤解だ!と抗議の声を上げるも聞き入れられずである。乙女心(?)に火がついたナオミちゃんは止まらない。


谷「い、いやほら、あの乱歩さんに限ってそんな…」

太「でも乱歩さんが『Aの部屋で寝るから鍵開けて』と仰ったよ」

ナ「!」

谷「嗚呼そんな…Aちゃん…」

貴「誤解なんです…」


谷崎さんにまでいたたまれない視線を向けられてしまった。あの乱歩さんがそんなことするわけないじゃない…!

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(プロフ) - 5ページ 太宰さんに乱歩さんに 乱歩さんを ではないでしょうか?  (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 3ページ 丈が眺めの 眺め ではないと思います、、 (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - みずさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2018年8月13日 19時) (レス) id: 3b14457373 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - 乱歩さんに萌えました。あなたとあなたの作品が好きです心から。 (2018年8月9日 6時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - 通りすがりの変人さん» 嬉しいです!頑張ります!読んで頂きありがとうございます〜! (2018年5月27日 5時) (レス) id: a4f8881ef2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飛花落葉 | 作成日時:2018年3月21日 15時

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