熱帯びる君 伊作side ページ11
「い、伊作!そんな大量に持ったらっ」
がしゃんっ!
うぅ、意地悪した罰かなぁ、、
すると「大丈夫?」と手を差し出す君を見て僕の中で何かがざわついた。
伊「あはは…大丈夫」
Aの手を握り返すととても熱かった。
そんな所にドキッとした。
緊張したりドキドキしたりとすると人は脈が早くなり、熱を帯びる。
脈が早い。
なんだかこっちも緊張するじゃないか。
”男”同士で何やってんだろ。
そうAは”男”なんだからね。
僕は言い聞かせるようにと心の中で唱えた。
――…お願いだ…この子の為なのだ…――
そ、う、あの子は”男として”生まれたのだから。
悩む君に最後に言ったのは、
伊「Aが心配することないよ、不安なら僕と同じ道を選べばいい」
訳が分からないなんて顔をしてるAがなんだか可愛くて、このままいたら僕が僕じゃなくなる気がして、「またね」と言ってすぐその場を離れた。
伊「…いつまで…………耐えればいいんだよ……」
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もしゃどーる(プロフ) - つくもがみさん» コメントありがとうございます!!楽しんでもらえて良かったです!!更新頑張りますね^^* (2020年9月7日 2時) (レス) id: 105769ebda (このIDを非表示/違反報告)
つくもがみ - あぁ、すっごい好きです。これからどうなるのか楽しみ。更新、無理せず頑張ってください。 (2020年9月6日 15時) (レス) id: 5dd14ac0cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もしゃどーる | 作成日時:2020年6月9日 22時