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2年生 初日 ページ3

ホームルームすれすれで教室に着いた私。
亜里沙たちの冷やかし声が聞こえたけど無視!
ホームルーム中も私はずっと夢見心地だった。

ゆういつ、耳に入ったのは、特待クラスの話。
「今年の特待は6人だ。亜里沙惜しかったな。」

「今回はあ、結構頑張ったんですけどお。」

今年の担任は、校内人気No. 1の中山先生。通称中先。
亜里沙はイケメン好きだから、きっとこれも、親のツテだろう。
中々のぶりっ子口調。

「まあ、次頑張れ、先生も応援してるぞ!」







そんなこんなで、今。
うちの学校は、始業式とかが、2時間目からで、今は、ホームルームと1時間目の間。

いつも通りでかい声で話している亜里沙&取り巻き達の声が聞こえた。

「中先もいいけど、やっぱ1番はあ、特待の航大くんだよねえ。」

「亜里沙はあ、ほとんど、それ目当てだもん。」

「でもさあ、亜里沙がさ、どんだけアプローチしても全然なびかないよね。」

「それどころかあ、特待の子とお仲良くしてるの見てるとイラっとするの。」

「あ、あとさ、『普通の子』が、告ったり、してるの見るとイラっとする。」

流石自己中。亜里沙は、校内一の金持ちらしい。取り巻きの子も、大企業の娘が多いからかな。

「亜里沙はあ、キャアキャア言ってるのだけでも、イラっとしちゃうの。どんだけ身の程知らずなのおってえ。」

あはっ、と亜里沙は笑う。
それくらい許してあげなよ。と思ってしまう。

まあ、私とお嬢様じゃ考え方が違うか。

…………それにしても今日はやけに大人しいな。今日は、様子見。なのかな?

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作者名:華夢蘭優雨奈 | 作成日時:2020年2月1日 15時

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