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# 3 ページ3

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* 主side *




顔を上げると、そこには背番号7の長野さんがいた。


あまりの衝撃に頭がついていかず、少しの間ぼけーっとしていると再度声を掛けられた。




「本当に大丈夫? すごいぼーっとしてるけど。...それよりどこかで会ったことあるっけ?」




どこかとはどういう意味だろう? 流石に会ったことは無いと思うんだけど。というより先輩の言葉を無視はダメだ!とハッとして、すぐに挨拶した。



「!! ご挨拶遅れてすみません! 今回ドラフト8位指名された水瀬Aです! よろしくお願いします!」



初めから暑苦し過ぎたかな? でも最初が肝心だって言うし...。


少し後悔しながら長野さんの返事を待った。




「あ! チーム内で話題になってた子だ。 何でもすごい球投げるらしいね、それに...」



「...?それに?」



少し詰まって、焦った様に何でもない!と言った長野さんに疑問を覚えたが、すぐにその考えが消えていった。



「..ああ! 時間がっ!」


「...もしかして迷ってる?」




迷子なの?と少し笑われ、少しムッとしながらそうですと伝えた。

僕の顔が面白かったのか更に笑われて、着いておいで連れて行ってあげると言ってくれた。

優しい人だななんて思ったけど、練習とかしに来たんじゃないのかな。



不思議そうな顔をしていたのか分からないが長野さんが、僕も今日招集かけられてるから大丈夫と言った。

それなら良かったです。ありがとうございます。そう伝えればテレビでいつも観る白い歯を覗かせて笑顔を見せてくれた。









「はいっ!ここだよ!」


先に入って新人選手同士でお話してなよと言われ、先に入ることにした。

因みに長野さんは一度お手洗いに行かれるとのことらしい。もう始まるけど大丈夫なのかな?








そっと扉を開けると、僕を除いた新人選手はすでに集まっていた。


「....っっ」


何人かと目が合ったのに尽く視線をずらされた。挨拶できなさそう、てか結構辛いんだけど...。


無言のまま席に着き、2016年からチームの責任者となる高橋由伸監督と長野さんを始めとする人たちが部屋に入って来るのを待った。



数分して部屋に入って来るなり挨拶が始まり、数日後のファンフェスタについての説明が行われて解散となった。(思っていたより随分と早かった...)









解散後に無心で荷物の整理をしていると後から、水瀬Aくんですか?と声を掛けられた。









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さや - 柊樺さん» 楽しみにしてますが、あまり無理をしないで下さいね♪ (2019年3月14日 15時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» やっぱり甲子園は何かありますよね! 小話かなにかで主人公の高校時代の話を書けたらなんて思ってます! (2019年3月12日 17時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - 柊樺さん» やっぱり、あの試合でしたか! 甲子園の魔物を実感した試合でした。「勝って涙の中京大中京、負けて笑顔の日本文理」名言だと思いました。日本文理の投手は忘れましたが、中京大中京のエースは堂林さん。優勝決定時は外野手してましたが、彼はエースでした。 (2019年3月12日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます! その試合を参考に話作ってみました、さすがです!笑 リクエストなどあれば気軽に送ってください! (2019年3月11日 22時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - おはようございます。たまたま読んで、ハマってしまいました(笑) 主人公の高校時代の一戦は、日本文理VS中京大中京の決勝を思い浮かべながら読んでしまいました(時期は少し違いますけどね)。 (2019年3月11日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊樺 | 作成日時:2019年2月22日 13時

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