【呪術廻戦】虎杖の子猫は吐血体質

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悠仁side






「楽、気分悪くねぇか？」









『だいしょーぶ！』









「そっか。ならいいや」









場所は変わって今は新幹線の中。









楽は元々今日退院予定だったからゴタゴタすることもなく用意を済ませ、看護師さんや病院で仲良くしてもらった人たちにお礼を言って回った。









「悠仁、恵。もうすぐつくから準備しといて」









そう言われてふと窓の外を見ると、仙台とは全く違う景色が広がっていた。









『車とかおうちがいっぱいだね』









楽も窓の外をジーッと見ていて、その目は楽しさで溢れていた。









新幹線の少しの揺れでもふわふわと動く楽の髪の毛をわしゃわしゃと撫で、言われた通り降りる準備をした。









「(悠仁と楽ちゃん、兄妹みたいだね)」




「(…俺あの女の子誰か教えてもらってないんすけど)」




「(あ。)」

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