【呪術廻戦】虎杖の子猫は吐血体質

♭4 ページ4

悠仁side








『ゆーじ、ゆーじ！』






「はいはい、俺だよ〜」









ベッドの上で目一杯両腕を俺に伸ばすそいつの手は、陶器みたいに真っ白で、俺が力をいれたら直ぐに折れてしまいそうな程に細かった。









「悠仁、紹介お願いできる？」









俺の横からヒョコっと顔を出した先生。それにちょっと驚いたのか楽は固まった。









「猫宮楽だよ。俺と同級生なんだけどよく体調崩すから殆んど病院にいるんだ」









「成る程ねぇ。こんにちは、楽ちゃん。僕は五条悟。悠仁の先生だよ」









『せんせい？』









そう、先生。と答える顔はめっちゃにこにこしてて、普通にいい人だな、とちょっと好感度が上がった。









「楽。俺な、転校することになったんだ。楽はどうしたい？」









一度きょとんとしたあと、楽はうんうん唸ってから、決心したのか一緒に行くと元気な返事が帰ってきた。









「お母さんの許可はどうするの？」









「今から連絡してみる。先生、楽のこと頼んでいい？」









「まっかせなさーい！」









自信満々に言う先生を一瞥して、俺は電話をするために外に出る。









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名前変換されないところがあったので修正しました。

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