#２５８『ここまでシリアス(？)だとタイトルでふざけるの躊躇うよね。ちょっとだけ。』 ページ28
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飛行船が着いたのはどこかの岩場だった。
向こう側にはクラピカ達が立っていて、じっと私達を見据えている。
キルアがケータイを胸に当てるとクラピカから開始の合図が出された。
２人と一緒に歩きだしたがすぐに足が止まった。
今は人質交換中。さっさと終わらせなきゃいけない。
分かっているけれど、今を逃したらもう言えないような気がして。
……もう、会えないような気がして。
ゆっくりと首を動かすと、まるで「振り向け」と言うかのように向かい風が吹いた。
風に合わせて後ろを振り向くとパクと目があった。
ふわっと風が吹いて私達の髪を揺らす。
一瞬だけ音が消え、この場には私とパク以外に誰もいないんじゃないかと思えた。
『パク、』
パクノダ
「A…？」
揺れるマフラーを抑えて真っ直ぐとパクの目を見つめた。
『また、会えるよね…？』
パクは何も言わずに私をじっと見つめ、それから、笑った。
パクノダ
「えぇ、会えるわよ……また。」
そう言って優しく目を細めた。
____なんで、
そう言おうとしたけれど、ぎゅっと口を結んで言葉を飲み込んだ。
マフラーで口元を覆って１つ頷き、パクに笑い返した。
パクも１つ頷き、それを見てゴン達の方に体を向けた。
ゴンとキルアは私の方を見ていたのか、目があった。
だけど２人とも何も言わずに「行こ。」とだけ言って歩き始めた。
一歩前にある背中に「うん。」と返して私も歩き始める。
…ねぇ、パク。なんで__
___なんでそんな悲しそうな顔をするの。
心の中で尋ねたけれど、返してくれる人は誰もいなかった。
#２５９『思いは同じなのに。』→←#２５７『どんなに冷たいものだって、暖めてあげるから。』
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緋乃__*(プロフ) - ユーリYURIさん» だがも駄菓子もありません！！笑 (2020年5月22日 16時) (
レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
ユーリYURI(プロフ) - だ、駄菓子www (2020年5月22日 14時) (レス) id: 84aaee8034 (このIDを非表示/違反報告)
緋乃__*(プロフ) - お花畑?さん» ああああありがとうございます励みになります！！頑張ります！！ (2020年5月22日 14時) (レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
お花畑?(プロフ) - 更新待ってました！私、夢主ちゃんもラギも大好きです！ゆっくりでいいので更新応援してます！いつまでも待ってます！← (2020年5月22日 0時) (レス) id: 6aa43b5d57 (このIDを非表示/違反報告)
緋乃__*(プロフ) - ユーリYURIさん» わああっ！ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年3月2日 21時) (レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋乃__* | 作成日時：2020年3月2日 21時
