126話 人質 ページ28
西田side
す、すげぇ
嶋田さんと三枝さんが
見事なコンビネーションで
次々と奴らを倒していく
そんな2人に思わず見惚れていると
俺の隣にいたボスらしき人物が
近くあったガラス瓶を割り
俺の首に近づける
西田「や、やめてください！！」
俺の叫びは届かず、首根っこを掴まれ
ズルズルとソファの方まで引っ張られる
奴は、ソファの上にいる嶋田先生の
隣にドシッと座り、今度は嶋田先生の
髪を掴んでグイっと自分の方に
引き寄せた
三枝「おい！」
マーカス「膝つけ、膝！おい、膝！
こいつら殺すぞ！」
西田「や、やめて！」
三枝side
「こいつらがどうなってもいいのか！」
そう叫ぶ男の方を見ると
右手で西田君の首に
割れたガラス瓶を当て
左手で名前さんの髪を
掴んで自分の方に引き寄せていた
クソ！
あいつ、2人に手出しやがって！
しかも、ソファに座って
俺らの事を見下している
隣にいる嶋田さんを見ると
彼は身体を震わせながら
そいつを睨め付けていた
嶋田side
名前に触れている
名前が震えている
名前を傷つけている
あいつのすべてが気に入らない
今すぐにでも
思いっきり殴ってやりたい
今すぐにでも
名前をこの手で抱きしめたい
マーカス「そのまま！伏せろ、伏せろ！」
だけど2人を守るためには
言われた通りやるしかない
膝をつき、伏せると
そいつは勝ち誇ったように笑みを浮かべ
手に持っていたガラス瓶を投げると
西田を思いっきり前に押した
西田「グハッ！」
床に転がる西田
そして、名前の腕を掴み
足に巻いていたテープを
ビリビリと破ると無理矢理立たせた
名前「っ・・・」
マーカス「裏から逃げるぞ！早く！
動くなよ〜、動くな！」
俺と三枝の様子を伺いながら
奴は持っていたライターに
火をつけ床に落とす
すると
辺りは一気に炎の海となった
西田「うわぁぁ！！熱い熱い！！」
マーカス「女！お前はこっちだ！来い！」
三枝side
俺らを2人に近づけないように
火をつけたそいつは
確実に逃げるため
名前さんを連れていこうとしていた
その時
名前「いっ・・・うっ・・・」
突然、名前さんがお腹を抱えながら
苦しそうにしゃがみ込む
嶋田「名前！！」
急いで火を消そうとするけど
全然消えそうにない
マーカス「クソ！」
予想外の出来事に焦ったのか
そいつは名前さんを見捨て
1人裏から逃げてしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 327人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レー - これからも続き気になる・・・ (2021年3月6日 20時) (
レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
レー - はい、、、 (2021年3月6日 18時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - あっ、あの、ニックネーム「あすか」ってなってるんですけど、私「いち」です。ごめんなさい。2つ使い分けてるんです。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
あすか - レーさん» レーさんも読みたいですよね！！ (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
レー - あの・・話の続きは・・・？ (2021年3月6日 11時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小雪
| 作成日時：2021年2月20日 20時
