116話 問題 ページ18
浅村「え?」
一ノ瀬「やっぱり」
浅村「やっぱり?」
一ノ瀬「あっ、いや。
阿部先生と話してたんです」
阿部「いじめられてた恨みで。まぁ、血の気が多いから」
柴田「どういう意味ですか?血の気が多い?
アレンが?あいつが外国人だからですか?
あいつは3歳の頃からずっと日本にいるんですよ
物心ついた時から!もう日本人ですよ!?」
嶋田「日本人も外国人も関係ない
問題は市原を殴ったのか、殴ってないのか
それだけだ」
浅村「私は、違うと思います
アレン君はやってない!」
楓「じゃあ、どうしてアレン君の生徒手帳が?」
浅村「・・・」
嶋田「アレンを呼んでくれ」
〜生徒指導室〜
アレン「俺の生徒手帳が?」
嶋田「あぁ」
浅村「何があったの?」
アレン「違います!ちょっと前からどこかで
落としたのか無くなってて
俺じゃないです。本当に!」
嶋田「じゃあ、誰だと思う?心当たりは?」
浅村「どういう意味ですか?どうしてアレン君が
市原君を襲った犯人を知ってると?」
嶋田「市原や西田の事、誰かに話したか?」
アレン「・・・いえ、誰にも話してないです」
嶋田「・・・」
〜話し合い終了後〜
浅村「本当にアレン君の仕業なんでしょうか」
嶋田「さぁな」
浅村「さぁなって・・・名前はどう思う?
さっきから何も言ってないけど」
名前「私ね、ずっとアレン君の目を見てたの」
浅村「目を?」
名前「うん。俺はやってないです、その言葉は
嘘じゃなかった。でも・・・」
浅村「でも?」
名前「市原君と西田君の事は、誰かに
話した可能性が高いと思う」
浅村「どうして、そう思うの?」
名前「最初は目を合わせてくれたのに、2人の話に
なった途端、目を合わせてくれなくなったの」
嶋田「あいつ、確実に何か隠してたな
声の震え・話の間。怪しいとこだらけだ」
名前「だけど、私はアレン君が話してくれるまで
真実だとは受け止めないよ」
浅村「どうしてそこまで、本人からの
言葉にこだわるの?」
名前「自分で言えないと意味がないから
そうしないと、彼は絶対後悔する」
嶋田「お前は、何もしないのか?
あいつの担任で顧問なんだろ?」
浅村「私は・・・」
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レー - これからも続き気になる・・・ (2021年3月6日 20時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
レー - はい、、、 (2021年3月6日 18時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - あっ、あの、ニックネーム「あすか」ってなってるんですけど、私「いち」です。ごめんなさい。2つ使い分けてるんです。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
あすか - レーさん» レーさんも読みたいですよね!! (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
レー - あの・・話の続きは・・・? (2021年3月6日 11時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小雪 | 作成日時:2021年2月20日 20時