ねぇ、うちにおいで

幸せ17 in ページ18

家に帰った夜



俺は珍しく夢を見た



夢なのかな、これは



多分、大ちゃんが見てきた記憶なんだ




笑ってる俺




寝ている俺




怒ってる俺




最後は…









冷たい表情の俺





あぁ…見てたんだ…ほんとに…




ごめんね…




もっと優しくすれば…愛情をいっぱいあげれば…




後悔がいつ何時も消えない




伊「ﾊｯ…」




気づけば朝




頬には




伊「涙…」




伊「ごめん…ごめんね…」




左目には大ちゃんがいる




そう思って撫でるけど




伊「やっぱり、寂しいよ…っ」









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



それから数ヶ月




俺の元に連絡が入った




大ちゃんの心臓が移植された




ショックなのか、なんなのか分からないけど




放心状態だった




その放心状態から意識が戻ってきたのは2、3時間後




そして決めた









大ちゃんの心臓を移植した人に逢いに行く

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