Do you remember me? ページ23
＊
たとえ次元が違っても、元いた世界との共通点はかなりある。例を挙げると、自動車免許の更新だったり、40代になると始まる定期検診だったり。
結局、俺がかつていた世界と、そう変わらないんじゃないかと、時々思ってしまう。
けれども、違うところは違う。
｢A、はやくはやく〜!｣
｢置いてくぞこのやろー｣
｢待っ……ごめ……ちょっ、と…休、憩させて……｣
一つの国である彼らと暮らし、彼らの仲間たちとも交流をしている。
こんな実体験をしてるのは、俺ぐらいだろう。
｢……ハァ｣
そして今日はと言うと。
またまた世界会議場に来ております。(場所はもちろんNew York City)
再びあの長いと言っても過言ではない廊下を会議場まで足を動かさなければならないというね。
冒頭の2人(イタリアとロマーノ)は｢先行ってるね!/るぞ｣と言い残し、さっさと早歩きで行ってしまった。
今頃、一足先に会議場に着いているんだろう。
(俺…一応、アイツらよりも歳下だよな……??)
………やめよう。考えても虚しくなるだけだ。
きっと歳なんだよ、多分←
｢さっきから何ブツブツ言ってんの｣
｢あ……｣
唐突に、さらりと耳を通り抜けた標準語。
左を見ればいつからか見覚えのある顔で。
思わず、
｢アイス君……?｣
愛称で呼んでしまった。
……俺の馬鹿野郎
｢………｣
………あのー、無言はやめて下さい
その只でさえ冷徹そうな瞳(失礼)に見つめられるのは精神的にキツい…
やっべえよコレ完全にやらかしたよどうすんのコレ…
ほらぁ、とうとう目逸らされちゃったよ!
うわぁぁぁこういう場合どうするんだ!?いやでも一応公式で呼ばれてる愛称だし!やっぱりアレですか、アイス君呼びはサンタの国限定ですか!そうですか、そうだよね!←
とりあえず、今はとりあえず謝ろう。…とりあえず2回言っちゃったよ。
｢すいませ、｣
｢――A｣
｢え｣
特に意味もない謝罪は、あっけなく遮られた。
紛れもない、隣にいる彼によって。
｢――やっぱり、駄目だった?勝手に名前で呼んだりしてさ、気味悪いよね｣
｢と、とんでもないです!｣
｢…そう｣
…あ、この人、何かしらの反応しないと、1人でどんどん悪い方に考えちゃうカンジですね。
｢…アイス君｣
｢なに｣
｢……俺、てっきり、そう呼ばれるのが、嫌だったのかな、と｣
｢……｣
そう言うと何故か俯いた彼。
……俺、なんかした?←
｢……馬鹿じゃないの｣
｢…え｣
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フロックス(プロフ) - ありがとうございますm(_ _)m (2021年11月17日 21時) (
レス) id: 091c3771fc (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - フロックスさん» コメントありがとうございます。恥ずかしいとか可愛いとかの意味だったと思います！ (2021年11月17日 21時) (レス) id: 988d605ba2 (このIDを非表示/違反報告)
フロックス(プロフ) - すみません。"みったぐね"ってどういう意味ですか？ (2021年11月17日 18時) (レス) @page27 id: 091c3771fc (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - すみません、「続きます」のところで[完結]状態になっております。直した方がいいかと思います。失礼しました。 (2020年5月7日 13時) (レス) id: 33555fdbbd (このIDを非表示/違反報告)
melancholy.(プロフ) - あっしゅきです…。更新楽しみにしています！ (2019年11月18日 13時) (レス) id: 02f6747105 (このIDを非表示/違反報告)
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