〃 ページ19
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＊
｢…ん｣
日の光で目が覚めた。
まだもう少し寝たい、などと思ってしまうのは
この世界……正確に言えば、イタリアでの生活習慣が板についてしまったからなのか。
改めて思った、慣れって恐ろしい。
もう少し微睡んでいたかったが、襖越しに聞こえてくる小鳥の囀りが決め手となり、未だ少し重い身体を起こしたのだった。
ストレッチ代わりに背伸びをすれば、木造作りをからなのか、木の匂いが自身の鼻を掠めた。
畳に布団を敷いたのは何ヶ月ぶりだろう。
やっぱり、日本と言ったら和風だよね。
_____
台所を借りて朝食を作る。
昨日はこの純和風の家の主…日本さんの看病(ぎっくり腰)のため何だかんだで泊まることが決まった。
一応イタリアに連絡は入れておいたが、何か察していたのか、『頑張って』の一言で済まされた。
その直後、イタリアが連絡を回したんだろう、ドイツさんからメールで事細かに腰を痛めた時の対処法……というか、マニュアルみたいなのが送られてきた。文の最後には『3日は安静が必要。絶対に無理をさせるな』と記されてあった。…まさかの経験済みですか。
｢……｣
ところで、先ほどから気になっていることがある。
それは、俺の背後にいる……というか、いるんだけど。
ちらりと後ろに視線をよこせば、にっこり笑顔の着物の女の子。
もしかしなくても：座敷わらし
補足するなら、何処ぞのツンデレ英国紳士が日本さん家に訪問しに来た時に登場した、あの子である。
なんで、“視え”ちゃってんだろ…。
何処ぞのツンデレ紳士じゃあるまいし……
(無視するのもなんか気が引けるので、軽く挨拶はしておいた)
＊
｢日本さーん、ご飯出来ましたよー｣
ついでに台所お借りましたー。
日本さんが寝ている部屋に朝食(ご飯と味噌汁)を持っていく。
今日は調子がいいのか、昨日よりは顔色が良さそうだ。
｢おはようございます。すみません……何から何まで本当にありがとうございます｣
｢いえいえ……とりあえず、まずは治すことが先決ですよ。｣
｢そうですね。｣
ゆっくり起こして箸をわたした。
(因みに、日本さん起こす際に彼の背に手を回したのだが、華奢に見えて実は意外と筋肉質だったのはここだけの話)←
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フロックス(プロフ) - ありがとうございますm(_ _)m (2021年11月17日 21時) (
レス) id: 091c3771fc (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - フロックスさん» コメントありがとうございます。恥ずかしいとか可愛いとかの意味だったと思います！ (2021年11月17日 21時) (レス) id: 988d605ba2 (このIDを非表示/違反報告)
フロックス(プロフ) - すみません。"みったぐね"ってどういう意味ですか？ (2021年11月17日 18時) (レス) @page27 id: 091c3771fc (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - すみません、「続きます」のところで[完結]状態になっております。直した方がいいかと思います。失礼しました。 (2020年5月7日 13時) (レス) id: 33555fdbbd (このIDを非表示/違反報告)
melancholy.(プロフ) - あっしゅきです…。更新楽しみにしています！ (2019年11月18日 13時) (レス) id: 02f6747105 (このIDを非表示/違反報告)
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