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初めてのモノは【江戸川乱歩】 ページ23

羽乱様リクありがとうございます!

如何でも良いことなんですが、楽器の掃除って愉しいんですよね。

楽器のなかにホースで水を入れてジャ○○ッて水を捨てるんです。

_____________



ラムネはシュワシュワするから余り好きではないのである。

偶にその辺にいる、所謂"炭酸が飲めない系女子"なのである。

然し、私は最近その炭酸を克服しようと思う、否、しなければならない出来事が起こった。

それは、


「A、ただいまっ!」


なんとも愛らしい恋人が出来たからである。

この方、二十六になるのだが、ラムネと駄菓子が好物と云う物珍しい方なのだ。


「はい、ただいまのぎゅー!」


そして子供っぽくて、我が儘な部分がある。

ぎゅっと抱き締められたので、私も抱き締め返す。

離れると、額に触れられるだけのキスを受けると、一緒にリビング迄歩く。


彼はソファに腰かけると、何時もラムネを要求する。

そして決まって、


「君も飲もうよ。」


と、云ってくれる。

凄く嬉しいのだが苦手なために断らなければならない。

それが毎度毎度胸が苦しくなるのだ。


どうぞ、と手渡すと手慣れた手つきで蓋を開ける。

そして一口、二口と飲んでいく。

本当に、毎度美味しそうに飲むなぁ。

私も同じ様に一緒に飲めたら、さぞ幸せなのだろう。


「……君って本当、莫迦だよね。」


突然何を云うかと思えば罵られた。

何故に莫迦なのだろうか。

すると翠の綺麗な瞳が私を捕らえる。


「仕方ないなぁ……。」


すると再びラムネを飲んだ乱歩さん。

然し、それを飲み込むことはせず、何故かそのまま私と唇を重ねてきた。

口の中に流れ込む液体。

彼の口に一回入ったからか、思っていた程のシュワシュワ感はなかった。

然し突然のことに躯は反応しきれず、口の隙間から液体が漏れている。

そして中の液体がなくなると、今度は彼の舌が入ってきた。

口蓋や歯肉を舌が這う。


数十秒キスしていた私たち。

離れると、銀のいやらしい糸が二人を紡いでいた。


「ラムネ、美味しいでしょ。」


ニッと悪戯っ子の様に微笑む乱歩さん。

確信犯な彼は意地悪である。

それにまんまと騙され、堕とされていく私は、莫迦なのである。

久し振りに【中原中也】*→←求めてしまう【梶井基次郎】


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包帯ぐるぐる中途ミイラ - 双黒と太宰さんの激甘系欲しい(^q^) (2021年7月15日 7時) (レス) id: eda798d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
暁郗 - 何…っ!?728標目ですたぜ☆ (2021年1月11日 21時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 霧雨量 文月さん» お前か…!!721票目だったぜ☆ (2020年11月27日 22時) (レス) id: 5ca0190a67 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - 霧雨量 文月さん» お前か…!!601票目だった…! (2019年5月13日 22時) (レス) id: 09037b6243 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨量 文月 - ふっ!評価600票目は頂いた! (2019年5月12日 17時) (レス) id: f9fda80f93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:博識のうさぎ(仮) | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年6月29日 23時

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