世界観【必読】 ページ1
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時代は現代、舞台は日本のとある飛行場。
日本国内の、または海外からの色も形も様々な飛行機が離着陸をせわしなく行うここは、あきつ軍民飛行場。
民間機が、輸送機が、そして戦闘機が訪れ、飛び立っていくあきつ軍民飛行場には、とある噂があった。曰く、ある滑走路に飛行機が着陸すると人の姿になる。そしてその人になった飛行機が大きく手を広げ、滑走路を走ってジャンプした瞬間、飛行機に戻って大空へ飛び立っていく。
無論これは根も葉もない噂である。飛行機が人に、人が飛行機に変わることなどあるはずもない。幾ら日本国とて、飛行機の付喪神などいるはずがなかった。
過去形。
３年前、突如として世界中の空が真っ黒な分厚い雲に覆われた。
そこに太陽の入る余地など無く、昼間だというのにまるで夜のように街が暗くなる。明かりと言えばビル群や家屋、街灯から発される光のみ。世界中がそのようになってしまったのだから、当然あきつ軍民飛行場の上空にも雲は出現し、広大な飛行場も辺り一帯が暗闇に包まれた。
飛行場に勤める人間達はこの異常事態に運航を見合わせ、季節外れの台風か、激しい風雨に見舞われるのではないかという可能性を考えて利用客を全て空港内に収容した。数々の飛行機も出来るだけ安全な場所へ移動させ、今後の空を空港内から、管制塔内から見守る。
しかし雨が降るどころか風が強くなる気配もない。この雲は雷雨の前兆ではないのか？ と、１人の管制官が呟いた、その時だった。
分厚い雲が渦を巻く。禍々しく黒い渦を巻いた雲のその中心から姿を現したのは、真っ黒なプロペラ機だった。それに続いて、両翼に２つずつプロペラを持った巨大な輸送機がぬらりと現れる。一機、また一機と姿を現す飛行機は形こそ多種多様なものの、そのボディカラーは全て黒で統一されていた。
数は数百を超え、数千に達するというところ。雲が渦を巻き始めてから３分ほど経ったところで管制に通信が入った。近くの管制官が通話をスピーカーにする。
「こちら防衛省、あきつ軍民飛行場管制で間違いないか！」
「ええ、間違いありません。この異常気象は一体？」
「詳しいことは分からない、ただ１つだけ分かることは、」
防衛省職員がそこまで言ったところで、管制塔に目掛けて一番最初のプロペラ機が突進していくのが空港の窓から見えた。空港の中で、１人のCAが「あ、」と言う。管制塔の中で、１人の管制官が喉の奥を鳴らす。
「奴らは敵だ！！」
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梟煌(プロフ) - アオ@さん» 追加作成の希望、ありがとうございます。承りました、CSの作成をお願いします。 (2021年11月29日 17時) (
レス) id: 41d4a93ac5 (このIDを非表示/違反報告)
アオ@(プロフ) - 連絡遅れました。ヒコーキで一人追加希望します。【二十代/男？/現代機/偵察機/U-2】……で、よろしくお願い致します (2021年11月15日 10時) (レス) @page10 id: 0a089832a9 (このIDを非表示/違反報告)
梟煌(プロフ) - カラスさん» お疲れ様でした、確認させて頂きました。問題もありませんので、掲載させて頂きます。 (2021年10月21日 20時) (レス) id: 90a0a74eeb (このIDを非表示/違反報告)
カラス(プロフ) - すみません！使用させて頂いた画像メーカー様の名前の記載を忘れておりました…！ 修正しました、申し訳ありません。 (2021年10月20日 23時) (レス) @page15 id: ee1ca5de66 (このIDを非表示/違反報告)
カラス(プロフ) - 夜分遅く失礼します。CS完成致しました。お時間ある時にご確認頂けると幸いです。【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/RAVENWING/】 (2021年10月18日 23時) (レス) id: ee1ca5de66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梟煌 | 作者ホームページ：Twitterには生息しています
作成日時：2020年10月16日 21時
