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ヒロト「な、なんだよ……どうしたってんだよ！」
私達が黙りこんだのを見て、ヒロトくんが焦ったように声を上げた。
『実は……っ』
私は続けようとしたが、声が出なかった。
そんな私を見て不思議に思ったのか、灰崎くんが問いかける。
灰崎「なんだよ？なにかあったのか？」
『あのね、二人は「俺が話します」光くん……』
私が口を開くと、それを遮るように光くんが言った。
光「無理しないでください。俺がちゃんと話しますから、大丈夫ですよ」
『ごめん……ありがとう』
私が言いたくないことをわかったのか、光くんは気を使ってくれたのだ。
私がお礼を言うと、光くんはこちらに向かって微笑んだ。
そして、ヒロトくんと灰崎くんに話し始めた。
光「率直に言うと、二人は青鬼に殺られました。つまり、捕食されたんです」
灰崎「はっ！？」
ヒロト「うそ……だろ……？」
光くんの言葉に、灰崎くんは驚いたように声を上げ、ヒロトくんは青ざめた。
光「悲鳴が聞こえて急いで駆けつけましたが……間に合いませんでした。一足遅かったんです……」
そう言って、光くんは悔しそうに唇を噛んでうつむいた。
灰崎「………野坂たちは知ってんのかよ？」
『すでに連絡済みよ。豪炎寺さんと吹雪さんにもね』
私が言うと、二人はうつむいた。
灰崎「んじゃ、ここにいても時間の問題ってわけだろうが」
『ここが安全だってことはないだろうからね』
光「一人でも多く脱出できるように、とにかく逃げるしか方法はありません」
私達が話していると、
ヒロト「俺が………」
ヒロトくんのか細い声が聞こえて、私達は振り向いた。
ヒロト「俺がこんなところに行こうなんて言わなかったら、こんなことには……ならなかったんだ」
『ヒロトくん……』
光「ヒロトさんのせいじゃありません！」
光くんがきっぱり言って、ヒロトくんの肩に手をおいた。
灰崎「ったく……神だったらもっとシャキッとしろよ。シャキッと」
灰崎くんはそう言ってそっぽを向いた。
だが、その言葉は灰崎くんなりの慰めだとわかった。
『私達は脱出できるよ。だから、大丈夫よ』
ヒロト「お前ら……」
私達の言葉を聞いて、ヒロトくんは顔を上げた。
だけど、
ヒロト「けど……いずれ食われちまうんだ。俺たちは……生き残れねぇんだよっ！」
そう言うと、ヒロトくんは走って部屋を出て行ってしまった。
『待って！ヒロトくん！！』
私が慌てて声をかけるも、返事はなかった。
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水無月梅雨(プロフ) - 風丸さんと円堂さんが死んで、その次は推しのヒロトくん！号泣しました。一星くんと両想い、おめでとう (2020年8月17日 14時) (
レス) id: 94c4844f93 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 良かった…ちゃんと、かえって来てくれた！ (2020年6月19日 19時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶之夢 - 風丸と円堂、ヒロトで大打撃なのに次は誰が死んじゃうのよ!更新頑張ってください！ (2020年6月15日 21時) (レス) id: c7cfce80ec (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 光くん、ずっと守っていてくれてかっこいい！最後光くんが部屋から出ていっちゃったけど、どうなったんだろう。更新頑張って下さい(^o^)/ (2020年6月6日 18時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 光くんむっちゃほんとにかっこよすぎる………Yニャンさんのお話ほんとに大好きです……！更新頑張ってください( *´艸｀)応援しています！ (2020年6月4日 12時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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