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もう一度探索することにした私達は、何もなかった左側の部屋に向かった。
『椅子だけあるっていうのも、なんか引っ掛かるんだよね……』
光「カギとかはなくても、何か使えるものはあるかもしれません」
机の下、床、タンスなどを調べてみるけど、特になにも見当たらない。
『やっぱりなんにもないね……』
私が呟くと、光くんは首を横に振って言った。
光「いえ、Aさん。あれを見てください」
彼が指した方向を見ると、大きな本棚の上に、なにかが光っていた。
『なんだろ……光くん、取れる？』
光「さすがの俺でも、このままじゃ取れないです……椅子を持ってきたほうが良さそうですね」
『じゃあ、私が持ってくるよ。光くんはここで待ってて』
そう言って部屋を出ようとすると、腕を掴まれる。
光「一人での行動は危険です。俺も一緒に付いていきます」
『え、で、でも……すぐそこだし、大丈夫だよ』
光「だめです。もしなにかあったら、どうするんてすか？」
『そ、それは……』
私が口をつぐむと、光くんは「きまりです」と言って笑った。
光「ほら、行きますよ」
『う、うん……』
誰もいないことを確認して、部屋を出る。
地下牢のカギがあった棚の前に、先ほどの椅子がちょこん、と置かれてあった。
『光くん。周り、大丈夫？』
光「はい、大丈夫です。行きましょう」
椅子を持って、急いで先ほど居た部屋に戻る。
光くんがドアを閉めたのを確認すると、私は安堵のため息をついた。
光「俺が取りますから、Aさんは休憩しててくださいね」
『ありがとう、光くん』
私が一息ついている間に、光くんは椅子に上って本棚の上にある物を取った。
光「Aさん、取れましたよ」
『ありがとう。なんだったの？』
椅子から下りると、光くんは手にあったものを私に見せる。
『……なにこれ？』
光「マイナスドライバーの芯ですよ、これでプラスとマイナスが使えるようになりました」
光くんはそう言って、洗面所で拾ったドライバーを取り出した。
『でも、どこで使うの？』
光「それはわかりませんけど、きっとどこかで役にたちますよ」
意外とポジティブな思考に、私は笑った。
光「これからどうしますか？」
『じゃあ、さっきの部屋に戻って、あの壁にあった暗号を解きたい』
私の言葉に、光くんは頷いた。
光「そうですね、なにごとにも挑戦です」
『そうね、頑張らなきゃね！』
私達は暗号を解くために、牢屋の部屋に向かった。
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キラキラヒロト - 青鬼は、ゲームで知ったんですけどここまでリアルにつくられていて、凄いです!好きな人が殺されるのは、悲しかったけど続きが楽しみです! (2020年1月12日 19時) (
レス) id: e853801cfa (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - ルーミー・リンドゥーさん» コメントありがとうございます！読み応えがあると言ってくれてとても嬉しいです！更新も頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2019年10月13日 10時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
ルーミー・リンドゥー - ストーリーがとっても面白く読み応えがありますね。更新頑張ってください！ (2019年10月13日 6時) (レス) id: 8b75577298 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - ゆーみやンさん» はい！お互いに頑張りましょうね！あと、これからもこの作品をよろしくお願いします！ゆーみやンさんの作品も読ませていただきます！ (2019年10月12日 23時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - Yニャンさん» マジですか！？？？？？ う、嬉しい……ですありがとうございます！！！！。・゜・(ノД`)・゜・。 はい！頑張りましょうね！( *´艸｀) (2019年10月12日 19時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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