6輪目 ページ6
「なぁA、ここで働かねぇ?」
「モブくんが雇ってくれるなら働いてもいいですかねぇ」
「えぇ?!ぼ、僕ですか?」
久しぶりの休日でやることも無く、輝気がいつもお世話になっているモブくんがいる霊とか相談所に遊びに来ていた。
「モブくんだったら輝気も文句言いませんし」
お茶を啜りながら言うとやっぱりあいつか…っと小さな溜息混じりの声が聞こえる。
「輝気は心配性ですから」
「心配性の域超えてると思うけどな」
嫌味ったらしく言う霊幻に別に普通ですよと返す。
「さて、そろそろ帰ります」
「もう帰んのか?」
「もうって結構長居しましたよ」
3時間くらいっと付け加え身支度を始める。
「もっと居りゃいいじゃねぇか。なぁモブ」
「え、でも、もう6時前ですし…」
「そうですよ、帰って夕飯の支度しないとなんですから」
わかったわかった、じゃあまたなっともの寂しげに言う霊幻に次の休み、ご飯ご馳走しますねっと言うと表情が一気に変わった。
「おっ、まじで?!」
「まじです。モブくんも律くん連れておいでね」
「はい!ありがとうございます!」
2人の反応を見てニコッと微笑み霊とか相談所を後にする。
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作者名:春悲 | 作成日時:2019年4月30日 17時