蒼剣【創作】4 (ページ35)

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Re.2 ページ35

たった一つの花を枯れないように護ろうと
いつの時間軸か忘れてしまったけど…多分、一番目
彼女は残酷な神だったけど…初めて出来た友達でもあった
「騎士って皆一人でいるものなの？」
一人でいたアレフにリヴァは風と共に話しかけた
「…いや、皆ではない…かな、俺だけ、」
「1人が好きなの？」
「ちがっ…いや…そうなのかもしれない」
気づいたら一人だった…それだけなのに
「じゃあ、私が友達になってあげる！私リヴァ！宜しくね？」
「……リヴァって…姫様の名前じゃ…」
「姫様も同じ名前なの？」
明らかに君だと思う…けど…
「宜しく…」
またこいつも離れていってしまうのだろう…

後日

「こんにちわ！アレフ！遊びに来たわ！」

また後日…

「遊びましょう！アレフ！」

そのうち、騎士団にも出入りするようになって…
騎士団の皆に彼女が愛されてるのがわかって…
…でも、何年かすぎた時…急に来なくなって

「ほら、どうせ…友達なんて…」
「なんか、王様が変わるらしいぞ？なんでも姫様が後を継ぐらしい…」
「へぇ、女王様になるのか…近衛騎士団にウチを指名してくれねぇかなぁー？」
周りの騎士がそんなことを言っている…
その日の夜に…
「こんばんわ、アレフ」
「…こんばんわ、リヴァ…やっぱり…君、姫様だったんだな｣
「…ううん、君の前では普通のリヴァでいたいな…でも、うん…私が姫様、それは変わらないかな…」
「俺達、友達…じゃないか…」
「怒ってる？怒ってるよね…黙ってたんだもん…」
「あぁ！怒っている！俺は怒ってる！」
「そう…ね、ごめんなさい…今日は、貴方に相談があって来たの…」

「近衛騎士団にはこの騎士団を指名する事にしたの…それでね？腹心に貴方を…友達の…アレフを傍に置こうと思って…」
…思ってもいない誘いだった…今思えば、それも仕組まれた運命だったのだろう…
「あぁ、わかった…」
「私を護ってね…？これからずっと…｣
王の継承…次に騎士団の表彰…

あれから、かなり忙しい日々が続いた…
1回目のリヴァが死ぬ前に知っておくべきだった…
前王が決めていた…見合いの話…、
見合いの日、前日に、リヴァは毒を飲んで死んでしまった…

その後は覚えていない、目が覚めたらリヴァに会う前に遡っていた…
あれから、出会い方を変えた
どうしたら彼女は生きてくれるのか…どうしたら、救えるのだろうか…