蒼剣【創作】4 (ページ34)

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Re.1 ページ34

「アレフてめぇ！！｣
クドの声が響く、辛うじて記憶を保守していたのか…
「大丈夫か！少年！」
「え？あ、はい…」
「…面倒だな」
アレフは片手で転送魔法を支持すると
リヴァを抱えて飛び込む
「待って！！」
リヴァとシルヴァの声が同時に響くが、それはクドにしか聞こえない…
「…目的はなんなんだよ…っ！」
クドはシルヴァの首元を掴むと勢いよく壁にぶつける
「思い出せ！少年！忘れちゃダメなことなんだ！！」
アレフの魔法は完全ではない…
全ての記憶は戻らないはずだ…！

「アレフ…貴方、女に触れて平気だったの？！」
驚くところはそこか。
「何の話だ？」
「…あの緑は誰」
「知らない」
墓穴だった、まさかの…覚えていた…
「知らないはずないわ、向こうは貴方の名前を呼んでいたじゃない…」
「…今は何も聞くな」
「わかった…、聞かない…」
「ありがとう」
さて、どうするか…何をすればいいのだろうか…
一年…くらいか？リヴァを護れば…いや違うな
「リヴァ、俺と婚約しよう」
少し長い間が開く…
「は？？…え！？何言ってんの！？｣
「お前には俺だけでいいだろう？」
「…？どういう…風の吹き回し？」
「時間が無い」
「…嫌よ！」
「そうか、だろうな…知っていたよ…だが、俺は本気だ｣
…リヴァがアレフの顔を真面目な顔で見つめる
「じゃあ、婚約したら…全部話してくれる？私に隠してること全部…」
「あぁ_______」
窓を割って、銃弾がリヴァを貫く…
「独占欲もここまで来ると思いものですね～、さて、アレフ…僕とお話しましょうか」
「シルヴァ…俺はお前と話すことなんて何も無いが？」
アレフの頬を掠める弾丸
「質問しているのはこっちなんですが…何が目的で時間を巻き戻しました？｣
リヴァを包む結界の中でリヴァの時間だけ巻き戻る…
「俺の世界のために」
「世界？」
「さぁな、お前は知る必要はない」
「なんで僕達に相談しなかったんですか…？」
「言ったところで信じたか？」
「僕達…友達じゃないですか」