四十三番星 ページ47
先生まであと少し。ゴルギウスが魔力を解き、剣を抜くのが見える。
此処からじゃ間に合わない。間に合ったとしても、傷は深いだろう。
バーニャ村で貰ったナイフを手に取る。
『伏せろッ!!』
同時に、ナイフを一本投げる。先生はナイフに驚き身を縮めた。ゴルギウスの鎧に当たり、剣を持つ手が一瞬止まる。
『弐の型 星屑の涙…!』
距離を詰めろ、先生を守れ。今できる最善を。
例えメリオダスを殺そうとした糞野郎だったとしても、目の前で一般人が殺されるのは私が許さない。
______キィィンッ
ダナ「う…げほっ!」
『先生!』
剣の溝にナイフを突き立て、引っ掛けて深く刺さるのを防いだ。しかし、完全には止めきれずダナ先生は倒れる。
また、目の前で人が死ぬのを見ているだけか?
また、何も出来ないのか?
ゴルギウス「聖騎士が、子供一人に毒殺を命じたなどという無駄な悪評をたてられるのは困るんだよねぇ…」
エリザベス「ダナ先生!!」
エリザベスも此方へ走り寄ってきた。ダナ先生はエリザベスに任せよう。
『消え去れ糞野郎』
ゴルギウス「おおっと、貴女方がこの世から消えればいい話では?」
蹴りを入れて壁際に追い詰めるも、また姿を消した。
メリオダス「二人共、ここは危険だ。彼奴がまたどっから現れるかわからねぇ」
また姿を現したゴルギウスがエリザベスに剣を振り上げる。勿論メリオダスが受け止めた。
攻防戦が続いてる。その間に手拭いで止血しておくか。
『先生聞こえますか?
すみません、防ぎきれなかった』
ダナ「何故、助けようと…?
私は彼に毒を…」
『飲ませてない』
凄い驚き様だな。
軽く笑って、飲ませたのは回復薬だと説明をする。
ダナ「そうか……ありがとう…。
私は、医者だ。娘の為とはいえ、人を殺めたくは、なかった…」
『そうか。
なら娘の為に生きろ』
傷口は固定できた。傷は貫通してない。
速攻でゴルギウスをぶちのめせば此奴は助かる。
『エリザベス、先生は大丈夫だ。
今は取り敢えず逃げるぞ』
エリザベス「きゃっ…!
先生、直ぐに戻ります!!」
地面に座り込んだままのエリザベスを立たせると、メリオダスが横抱きにする。ホークと私もそのまま一斉に走り出す。
ディアンヌ殿の方も心配だ、早く終わらせよう。
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奥山乃愛(プロフ) - ミルクレープさん» 分かりました!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月5日 6時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます!!全キャラ…作者自身の書きやすさにもよりますが、なるべく多くのキャラに愛されるようにしてみます!!完結までいけば全員分落ち書く予定です!更新頑張ります🔥 (2022年12月4日 22時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!出来たら全員のキャラ(敵にも)に愛されたいです!(恋愛的に)あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月4日 20時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - あれ…?あれれれれ??高評価が100票!!ありがとうございます😭✨ (2021年10月3日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - ミルクレープさん» 了解しました! (2021年8月22日 19時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクレープ | 作成日時:2021年2月20日 18時