三十三番星 ページ37
ディアンヌ「着いたよ!早く、団長を此方に!!」
エリザベス「えっ、ディアンヌ様!?」
ホーク「おいおいマジかよ!お前じゃ町のヤツら逃げちまうよーっ!」
着いた途端、ディアンヌ殿は開いていた窓からメリオダスを掴み、町へと走り去ってしまった。
『母豚殿、ここら辺に隠れていてくれ。二人は私に掴まれ。
……跳ぶ』
「「跳ぶ!?」」
母豚殿、痛かったら申し訳ない。そう思いつつ、外に出て町を見据える。
____タッタタッ...ダンッッ!!
私は二人を抱え、ディアンヌ殿の居る方向に向かって跳んだ。流石は母豚殿。微動だにしない。
・
・
エリザベス「医者は私たちで探します!だから、ディアンヌ様はメリオダス様を!」
ディアンヌ「……分かった。早く探してきてよね」
此処は、バステ監獄から北東八マイルのダルマリーの町だそうだ。
ディアンヌ殿は案の定一人で医者を探そうとしていた為、エリザベスの説得が説得し、此処でメリオダスをみている事になった。
ディアンヌ「……なんでキミまで此処に居る訳?王女さん達と一緒に探しに行きなよ」
『……何故ですかね。
強いて言うなら、落ち込んでいるディアンヌ殿と一緒に居てあげたいから…でしょうか』
ディアンヌ殿は驚いて此方を見る。
ディアンヌ「王女さんもだけど…キミは特に、何を考えてるかわかんない」
『はは、よく言われます』
苦笑すると余計に目付きが鋭くなった。
……何故。
『でも、やはり貴方は凄いです。
…心無しかメリオダスの表情も優しくなってます』
メリオダスを指さすと、つられてディアンヌ殿の視線もメリオダスに向く。
ディアンヌ「そ、そう?」
『えぇ。信頼の差ですかね。
私も頼ってもらっていると思っていましたが…全然です。
十年来の付き合いなんですよね。長く一緒に居ると、比例して絆も深くなる…無意識のうちに互いを思いやっている。
羨ましい限りです』
私には、もうそんな人居ないので。そう付け加えて言うと、ディアンヌ殿は眉を下げて此方を見ていた。
……何故貴方がそんな顔をするんですか。
ディアンヌ「ねぇ___」
ホーク「医者見つけたぞーっ!」
会話が途切れた瞬間、ホークの声で私達は立ち上がる。私達は急いでメリオダスを運んだ。
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奥山乃愛(プロフ) - ミルクレープさん» 分かりました!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月5日 6時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます!!全キャラ…作者自身の書きやすさにもよりますが、なるべく多くのキャラに愛されるようにしてみます!!完結までいけば全員分落ち書く予定です!更新頑張ります🔥 (2022年12月4日 22時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!出来たら全員のキャラ(敵にも)に愛されたいです!(恋愛的に)あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月4日 20時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - あれ…?あれれれれ??高評価が100票!!ありがとうございます😭✨ (2021年10月3日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - ミルクレープさん» 了解しました! (2021年8月22日 19時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクレープ | 作成日時:2021年2月20日 18時