二十四番星 ページ28
小鬼達が案外すばしっこい。
奴らの走る先を見ると、すやすやと寝ている女の子が。見た目から察するに、歳はエリザベスと同じ位だろうか。
『……デカイな』
小鬼たちを追いかけて着いたのはその女の子の目の前。その女の子は私たち人間の倍以上大きい。
ホークに教えてもらったな。何だったか……。
『巨人族か』
この世界に来て二日目で会えるとは運がいい。
にしても、何故巨人族の少女が此処で寝ているのだろう。すると小鬼達は焦った様子で少女に話しかけた。
小鬼「ディアンヌ様ーー！聖騎士の侵入を許してしまいましたーッ！！」
『ディアンヌ…？』
でぃあんぬ、ディアンヌ、ディアンヌ……
彼女がメリオダスの言っていた者か。
納得し一人頷いていると、ホークに冷たい目で見られた。悲しいんだが。
そしていつの間にか目の前にいたメリオダスが消えていた。ディアンヌ殿の手に掴まれている。
エリザベスとホークはワタワタしているが、殺したり食べたりすることは無いだろう。そう確信を持ち、ディアンヌ殿とメリオダスの空気に干渉しないようにする。
ﾎｰｸ「こっ、この巨人女…メリオダスを食う気か！？」
ﾃﾞｨｱﾝﾇ「メリオダスゥ…？」
ﾒﾘｵﾀﾞｽ「よぉディアンヌ、十年振り」
・
・
ﾃﾞｨｱﾝﾇ「団長ぉーーーっ！！」
手にしている男がメリオダスだと知るなり表情は一変。更には、彼に頬擦りをするまでに至っている。
ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「ディアンヌ様…メリオダス様が相当お好きなのね」
『流石に驚いたがな』
あはは、と苦笑いするエリザベス。するとディアンヌ殿の視線が私達に移る。
ﾃﾞｨｱﾝﾇ「その子達、誰？」
ディアンヌ殿は屈み、私達の顔をじーっと見てきた。……この世界の人は肌が白くてスベスベだな、羨ましい。
ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ「は…はじめまして、ディアンヌ様！！私はエリザベスです」
『私はAと申します。メリオダスと旅をさせていただいている者です』
ﾃﾞｨｱﾝﾇ「団長と三人で！？」
『正しくはプラス一匹ですが』
そうなんだー！と笑顔で言うディアンヌ殿。その笑顔が逆に怖いな。
………どうやらその勘が当たったらしい。
ﾃﾞｨｱﾝﾇ「この浮気者ーーッ！！！」
次の瞬間、メリオダスをぶん投げた。
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奥山乃愛(プロフ) - ミルクレープさん» 分かりました！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年12月5日 6時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます！！全キャラ…作者自身の書きやすさにもよりますが、なるべく多くのキャラに愛されるようにしてみます！！完結までいけば全員分落ち書く予定です！更新頑張ります🔥 (2022年12月4日 22時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラ（敵にも）に愛されたいです！（恋愛的に）あと出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年12月4日 20時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - あれ…？あれれれれ？？高評価が100票！！ありがとうございます😭✨ (2021年10月3日 15時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - ミルクレープさん» 了解しました！ (2021年8月22日 19時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクレープ | 作成日時：2021年2月20日 18時
