現代の天使と年上のお姉さん part1【アイドリッシュセブン】 (ページ22)

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楽side

珍しいこともあるもんだ

あの、親父が久々にスカウト

親父直々なんて、明日は世界滅亡の日か？

龍之介「それくらい気に入ったんだよ」

楽「こぇーんだよ、なんか」

天「ふーん」

楽「おい、さっきから何してんだ？天」

天「あ、これ？」

天が先程からスマホで何かを聞いていた

イヤホンを片方外して

天「君のお父さんがスカウトした子の動画聞いてた」

楽「おお、どうだった？」

天「この歌声、間違いないよ。この前、ストリートライブしていた子だ」

龍之介「あっ！あの？」

あの時のか……

龍之介「天はどう思う？」

天「…歌声はいいんじゃない？でも、まだまだでしょ。それに、会ったこともないから態度とかそういうマナーはどうなのか気になるけれど」

楽「お前、そこら辺うるさいからな。会って早々なんか言いそう」

天「そこまでうるさくないから。大丈夫」

龍之介「まぁまぁ、ふたりとも」

ーーガチャ

姉鷺「あんたたち、スカウトの話は聞いたでしょ？」

姉鷺さんが部屋へとやってきた

龍之介「はい、聞いています」

姉鷺「その子が明日、事務所に契約書を書きに来るの。その時挨拶するからお願いね」

天「分かりました」

明日、対面か

天「……明日、だってさ」

龍之介「楽しみじゃないか！」

楽「おい、そういえば天。この前この歌声聞いたことあるとか言ってたよな？」

天「あぁ、そのことは忘れて。気のせいだ」