蒼剣【創作】1 (ページ48)

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帰省ページ48

リヴァ「そうだ、シルヴァそろそろ村に戻ってみたら？」

シルヴァ「え、だって彼処は焼け野原になって…」

アレフ「帝国の奴らが直したらしいぞ」

シルヴァ「そうなんですか…」

リヴァ「御墓参り行ってきなよ」

シルヴァ「ですね…行ってきます」

御墓参りか…

転移ポータルを使うと早いものだな…

リヴィア「うひゃー、綺麗になったものだねぇ」

シルヴァ「なんでいるんですか」

リヴィアは男装したリヴァの呼名だ

何故か髪も短くなって身体も男になってる、あ、別に見たわけじゃないですよ、外見の感想です、はい

性格も変わるから僕はコレが苦手だ

リヴィア「ま、そういうなよ、少年君と僕の仲でしょ？」

シルヴァ「どういう仲か存じません」

リヴィア「なぬ！？」

先に歩いていく

リヴィア「……思い出すなぁ、あの頃も赤かった」

シルヴァ「…」

沈黙、こいつとは話したくない

リヴィア「今話したくないとか思ったでしょ？」

シルヴァ「はい」

リヴィア「まあ、いいや…僕は向こう行ってるよ後で迎えに来るからね」

シルヴァ「1人で帰れます」

リヴィア「そうも行かないよ」

嫌いだアイツは

心を見透かしてくる

リヴァとは違う見透かし方だ

シルヴァ「(にしても…確かに綺麗になったな…でも、ここには、もう…父さんも母さんもいないんだ…)」

暫く村の中には王国と帝国の人々が交易をしていたり仲良くお酒を飲んだりしてた

シルヴァ「…街みたいだな」

もしかしたら｡僕みたいにあの時村にいなかった人もいるかもしれない…

シルヴァ「(少し探してみようかな…)」