蒼剣【創作】1 (ページ47)

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赤色緋色【2】ページ47

ルクスは俺に嘘はつかない
その理由はわからない
リヴァは俺に痛手を追わせても普段と変わらない態度で接する
俺に痛手を追わせた時一番驚いていたのはリヴァだった…
「どういう事だよ…本当に…」
気づくとルクスの姿がない
訳が分からん…
傷も完治した
リヴァが心配だ
「早く傍に行ってやるか…」
取り敢えずは急ぐ事にした

鼻歌を歌いながら廊下を歩くルクス
特に機嫌がいいわけでもない
「ルクス、リヴァ見ませんでした？」
シルヴァが話しかけてくる…リヴァはきっと今頃部屋で泣いてるのだろう「見てないけど？」
「そうですか～…何処にいるんだろ」
素直だなぁ、シルヴァくんは…と思いながらリヴァの部屋に戻る
「何時まで泣いてるの？」
暗い部屋で1人泣いているリヴァに話しかける
アレフの事を悔いているのか…自分が嫌いなのか…
「…はぁ｣これ以上は何も言わずにテーブルに腰掛ける
「自分が嫌い」
泣き止んだリヴァが喋り出す
「知ってるよ」
「自分の心が嫌い」
「わかってるよ」
「悲しくなるのも苦しくなるのも嫌い…」
「それを含めてリヴァちゃんなんだよ」
ん？あれ？よくわかんないや
「終わりがないもんね、リヴァちゃん｣
「ごめん、ウザかったね」
「…んーん、全然」
「何時か死ねるよ、きっと」
人生は死ぬ迄の暇潰し…っていうけど死なない人には人生もないよね