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赤色緋色 ページ46
アレフは考えていた
何故、自分が口から血を流しているのか
「なんだ…これは…」
腹に開いた風穴に覚えがあった
「どうなってる…？」
開いた傷からも血が流れている
地面は水たまりが出来たみたいに血が溜まっている
「これは…また派手にやったネ だいじょーぶ？」
ルクスが話しかけてくる
俺は「あぁ…痛くはない、理由を話せ」
あいつの事はルクスに聞いた方が早いだろう…
ルクスは答えるかは別として
「情緒不安定なんじゃない？なんか朝から眠いって言ってた」
「眠い…？まさか…生身の人間を…」
「それは無い、最初に殺ったのは間違いなく君だよ」
「そうか…シルヴァは？平気なのか…？」
ルクスは俺に歩みを寄せて 靴に血がついた
「シルヴァくんは…多分平気でしょ？」
アレフは溜息をつく「勘弁してくれ」
「自害しないといいけどね！」
アレフ「…どういう意味だ？」
「別に、深い意味は無いよ｣
「…」「やだなぁ、そんな顔しないでよ ボクは君に嘘はつかないよ」
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作者名：夢無 | 作成日時：2016年11月7日 16時
