ようこそ、グリフィンドールへ ページ22
××
ホグワーツ食事はどれも絶品だった。
こんな美味しいもの食べたことない！ハリーは感激しながらもぐもぐと口を動かす。
「美味しそうですね」
今度はステーキに手をつけはじめた時、ひだ襟服を着たゴーストが悲しげに言った。
「食べられないの？」
「かれこれ五百年、食べておりません。
もちろん食べる必要はないのですが、でも懐かしくて。あぁ、私はニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿。以後お見知りおきを」
「僕、あなたのこと知ってる！ ほとんど首なしニックでしょ？」
「ほとんど首なし？どういうこと？」
ロンが言った �犲鵑覆鍬瓩箸いγ姥譴鯤垢い洞縮�を抱いたのかハーマイオニーはニックに質問を投げた。ニックはハリーとロンからハーマイオニーに視線を移す。
「んなっ！！」
そしてハーマイオニーの隣に座っていたシェリーを見て絶句した。すぐにシェリーは下を向くが、ニックはシェリーを指差す。
「あ、あなたはスリザリンの女帝！ヘル、」
その名を言いかけた瞬間、シェリーから `ニックだけに´ 向けられた殺気が放たれた。身体に電流が走ったかのように、ニックの動きが止まる。シェリーは真っ赤な目を見開いて、ニックを見つめていた。�猝曚讚� その瞳が間違いなくそう語っていた。
「……どうかしたの？ねぇ、なんで首なしなの？」
「ハハ……ハハハ！それはほら、このとおりです！！」
ニコラス卿は自分の左耳を掴み、引っ張った。
頭が首から外れ、蝶番で開くように肩の上に落ちる。ハーマイオニーは苦々しげに顔を歪めた。
「じゃ、じゃあ、私はこれで！！」
ニックはシェリーと目を合わせないようにしながら、どこかへ去って行った。ロンはニックがいなくなったのを確認するとおえっ、と吐き捨てた。
「変なもの見せられちゃったよ！誰かさんが余計なこと聞いたおかげでね！」
「あら、私が悪いっていうの？
私だって、まさかあんなもの見せられるなんて思ってなかったもの！」
ハーマイオニーとロンは同じタイミングでそっぽを向く。
仲は悪いが相性は良いらしい。ハリーは二人から視線を外し、シェリーを見つめた。さっきニックは何を言おうとしたのだろう？ 皆はすっかり忘れてしまったようだが、彼はシェリーを指差しながら確かに�爛好螢競螢鵑僚�帝�瓩噺世辰討い燭里澄�
ハリーの視線に気づいたのか、シェリーは弱々しく微笑んだ。その微笑を見て、ハリーはほとんど首なしニックの言葉なんてどうでもよくなった。
***
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好き - めっちゃ面白いです！！質問ですが、クララさんは「リミット」の主人公という解釈であっていますか？ (2023年9月11日 22時) (
レス) @page50 id: 7b1f7a885b (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ(プロフ) - すみません。アドラーというのは本作に出てきますでしょうか。調べても出てこなくて… (2023年8月24日 9時) (レス) @page49 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
本都 - 失礼します。クララの子供はレギュラスの子供でしょうか (2021年8月15日 13時) (レス) id: 7aa513530e (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 柊あんずさん» どんな更新速度でも完結まで追い続けます！応援してます！ (2020年10月24日 0時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
柊あんず(プロフ) - mikittyさん» コメントありがとうございます〜！今までが遅すぎたんですよ…だってこれ連載したの2018年ですからね…申し訳ない…これからも応援よろしくお願いいたします…！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 30d83766f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HiiragiAnzu/
作成日時：2018年11月16日 14時
