ずっと前から貴方のことが（yg） (ページ43)

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笑って？ページ43

テスト最終日。

いつもは3人で学校に行っているけれど

" 今日は勉強したいから早めに行くね "

そんなメッセージを電車の時間ギリギリに送って

2人と時間をずらしてしまった。

「おはよう、Aちゃん」

呼び方以外はいつも通り接してくれる田中くん。

「おはよう」

そう言って、私はすぐにテキストに視線を戻した。

「ひとまず皆お疲れ様ー

テストは終わったけどお前ら受験生だからな。

今日の時間の使い方も大事だぞー

しっかり休んで、しっかり勉強しろよー

じゃあ、係から何かある人いますか？,,,どうぞ」

「体育委員からです。

来週の火曜日にあるクラスマッチの競技が決まりました。

男女共にサッカーとバスケです。

チーム決めは今日中にお願いします。

当日体操服忘れないようにしてくださーい」

そういえば、この前アンケートとられてたね。

私はバスケかなー。

「,,,はい。ということで

待ちに待ったクラスマッチだからな！

俺は優勝しか狙ってないからよろしく。

じゃあ、また来週」

急に目をギラギラさせて去っていったほくちゃん。

意外とあーゆーの燃えるタイプなんだよね。

かわいい。

「Aー、女子こっちでチーム決めだってー」

「おっけい、すぐ行くー」

「じゃあ女子はこんな感じで！

キャプテンはサッカーが□□でバスケがAね」

「はーい、皆で楽しもうねー！」

田中くんの方を見ると、まだまだチーム決めは終わらないみたい。

昨日のことも、朝のことも気まずくて

いつも待ってくれる田中くんを置いて教室を出た。