胸騒ぎ ページ34
「終わった〜！！」
1日目のテスト、無事に終わりました！！！
「めちゃめちゃ地理解けたよ！嬉しすぎる」
「山崎ちゃんも？俺も結構書けたよ！」
いやーよかった！
もう明日のテスト捨ててもいい気がしてきた〜
と言いながら片付けをする田中くん。
さすがにそれはやめた方がいいと思うよ！！
今日は慎太郎の家で勉強会しよう、となっていたので
靴箱で慎太郎を待つ。
「たろ遅いね、何してるんだろう」
私たちが靴箱にきて５分くらいたったと思うんだけど
慎太郎の来る気配はない。
「もしかして、俺らのこと探してるのかもなー
ちょっと俺、慎太郎の教室行ってくるわ」
田中くんは走って慎太郎の所に向かっていった。
靴箱で2人を待っていると、先輩が前の廊下を通っていった。
そうだ、先輩に報告しに行こう！
そう思って実習生の控え室に向かっていると
「高地先生！」
後ろから女の子が私を追い抜き、先輩の元へ走っていった。
「少しだけ、お時間大丈夫ですか？」
「あれ、●●さんじゃん。
大丈夫だけど、どうしたの？」
なんだか凄く胸騒ぎがした。
そして、女の子は口を開いた。
「あの,,,
私、高地先生のことが好きなんです！」
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作者名：はりのこ | 作成日時：2022年6月22日 22時
