ずっと前から貴方のことが（yg） (ページ23)

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最初は先輩も

「えーやだよー大変じゃん」

って渋っていましたが

「はーい、じゃあこの国わかる人ー？」

めちゃめちゃノリノリです。

「はーい！はいはーい！」

「はい！じゃあAちゃん！」

「え？」

私そこの答え全く覚えてないです,,,

というか手、挙げてないです,,,

「こーちー、俺手挙げてるよー？」

「お前は分かってないのに手挙げてるだろ？」

「AHAHA！そーんなことないよ！

日本じゃん！」

先輩の授業を1番楽しんでいるジェシー先輩。

でも絶対にそれは日本じゃない､､､

「俺分かるよー、イギリスでしょ？」

「お！慎太郎せいかーい！」

「え！まじ！凄いよたろ！」

「やるじゃん慎太郎」

「まじかー！悔しー」

たろってさ、なんだかんだ頭いいんだよね。

たぶん私と勉強会なんか開かなくても

やっていけると思うんだけどなー。

こーち先輩の授業

びっくりするくらいわかりやすいし

面白いし、何より楽しかった。

全く眠くならなかったしね！！！

「このくらい押さえられてれば

とりあえず6割くらい取れるかなーって感じ！

じゃあ終わります！」

「きりーつ、気をつけー、れーい」

「「「「ありがとうございましたー」」」」

「先輩！めちゃめちゃわかりやすかったです！！

ありがとうございました」

しっかり終わりの挨拶もして向かった先輩のところ。

「よかったー、Aちゃん寝てなかったしね！

これで査定授業も何とかなりそうだよ。

こちらこそありがとう」

こんな先生の授業を受けれるなんて嬉しいな、なんて

未来の先輩の生徒に少し嫉妬しちゃったり。

「先輩、絶対いい先生になりますよ！私が保証します！」

そっかーと言いながら微笑む先輩は、とてもキラキラしていた。