甘々つめこみ

高杉×３Z ページ7

、



「今日もいい天気ですなー」

「ーーーなんでいンだよ」


「なんでって、…サボり？」




ただ今3時間目の真っ只中。

屋上に男女が2人、決してやましいことではありません。



ーーーが、




「サボりって、お前

学級委員だろ」


「ぶぶー、残念。


副委員長でーす」


「…どっちでもいいだろ」



面倒くせェ、とそっぽを向かれる。



「高杉くんこそ、こんなとこで毎日いたら留年しちゃうよ？」

「ーーー上等だ」

「いやなにが」



実は頭が良い高杉くんには留年する可能性など1ミリもないと？



「…授業出よう？」



「ーーー何でそこまで関わってくるんだよ。

どうせ銀八の頼みだろ？断っとけよそのくらい」



ぎく、


図星です流石です高杉くん。


我らが担任、銀八先生に頼まれてやって来た私は何も言えなくなる。




でも、




「ーーー高杉くん、今私の隣の席なんだよね」

「…なおさら行きたくねェな」

「ひど、」





「私は、高杉くんが来てくれたら毎日が楽しいと思う。

隣の席に座ってたら、それだけで嬉しいと思う。

それだけじゃ、ダメなのかな？」



ほら、私忘れ物しないから教科書とか見せてあげられるよ！



「ーーーアホか」


「アホじゃないし。高杉くんってアホとかバカとか、そういうの口癖なの？よくないよ」


「ーーー…違ェよ」





そう言いながら、少し彼の口元が緩んだ気がした。




「ーーー…まァ、考えてやらァ」


「そりゃどうも」




なんか上から目線なのが気になるけど、


これで少しは彼の気持ちも動いたのかな？








(高杉くん！おはよう！！！)

((…うるせェ))

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