ギャップ王子60 ページ12
泉「...俺たちにも言えない事?」
A「...!」
ずるいぞ。
...そんな顔するなよ
誰よりも、何よりも大事なお前らにたくさんの感謝を、愛を伝えたかっただけなのに
...そんな寂しそうな、悲しそうな顔をさせたかったわけじゃない
A「ううん。...でも、」
泉「...ん...?」
...ごめんな。
俺、やっぱり厄介者だ
大切な人に悲しい顔をして欲しくなくて、...
秘密、
...漏らしちゃうから。
A「...口外したら、だめだからな?」
泉「...わかった。」
せなの耳元にそっと手を当てて、なるべく小さい声でそっと話す
気になるだろうけど、そんな反応もせずに穏やかな顔でメロディを綴るつきながはやっぱり良い奴だ。
A「実は、......」
泉「......!...本当...?」
A「おう。...ごめんな?
...だからこそ、認められた様で嬉しかった。
だからな、今伝えに来たんだ」
あははっ、綺麗なアイスブルーの瞳がびっくりしてる!
じゃあ次こそはあらしとつかさを探しにっ!!
...なんて、ただの照れ隠しだけど
...な〜んか最近、俺恥ずかしくなる場面多くないか?
あぁやだやだ、俺は弄られキャラなんてごめんだっ!!
A「じゃ〜なっ!つきなが、せな!愛してるよっ...♪」
泉「...A!」
A「...ん?」
大きく手を降って、走りながら去ろうとすれば
せなの大声に引き止められたら、目の前まで歩いて来て
じっと見つめられた
泉「...あんたは」
A「...」
せなの瞳に俺が映ってる
こんな綺麗な瞳に、俺なんかが
泉「...楽しかった?」
A「......うん。
...ギャップ王子だって!!新しいあだ名すくれた!!...すっごく楽しかったぞ!」
俺が言い終わる前に、せなは安心したような優しい目を反らして
「...そ。ならちゃんと練習来なよねぇ」なんて言ってまたぐしゃぐしゃに頭を撫でた。
一見冷たく見える綺麗な綺麗なアイスブルーの瞳は、俺にはすごく暖かく見える
A「せな、大好き!!」ぎゅっ
泉「はぁ!?...って、コアラみたいに抱きつかないでよねぇ!!重いんだけど!?」
レオ「あ〜っ!!セナとAがいちゃいちゃしてるうぅ!?」
今ならちょっとわかるかも知れない
...コアラの気持ち。(真顔)
振り落とそうとするから余計に強くしがみついいてると、遠くにあらしとつかさが此処に歩いてくるのが見えた
嬉しいぞ、皆集合か!
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作成日時：2019年7月25日 3時
