誘惑王子13 ページ14
あの吸血鬼に手を出された翌日
...見つかっちゃった
英○「A。...その首元はどうしたんだい?」
教室に入るなり、復帰した英○くんにそう告げられて思い出した
咄嗟に首に手を当てて、隠せていなかった事に悔やむ
シャツでも隠れない位置なんて、卑怯だよ
A「悪い狼に戯れられて...ってとこかな。...そんなにこれ、気になっちゃう?...英○くん」
英○「...気になるよ。...だっていつものAらしくないんだもの。」
少し拗ねた様に、じっと見つめてはそらされた
...本当に、この子はどうしてこうも可愛いのかな
財閥のお坊ちゃんが、このアイドル科の皇帝が。子供の様な態度を取る事に俺は嬉しいと感じている
A「...そんな顔をしても、俺は誰かのものにはならないし、逃げないよ...?」
心から優しく微笑んで、彼の頬に手を添えて目線を戻させる
こんなに可愛い人が居るんだもの。...昨日の分、ちゃんと癒やされているからね...♪
教室の入り口に待ち人が居るのを見て、去り際に耳元で囁いた
A「......好きだよ、英○くん」
英○「...!...A...っ」
ごめんね、後でたくさん可愛いがってあげる...
だからそんなに嬉しそうに、...名前を呼ばないでよ
A「どうしたの?...夏目くん。」
名前を呼ぶと、目の前のこの子はぱっと顔を上げた
夏目「Aセンパイ。...今日ハ部活来てくれないノ...?」
A「そうだね...行っても良いんだけれど、今日はレッスンがしたくてね。...でも夏目くん?」
夏目「...?」
俺より少し低い身長の彼に、少し屈んで目線を合わせて頭を撫でた
A「お誘いに来てくれてありがとう...♪...こんなに可愛いくお願いされたら、行かないわけにはいかないでしょう?」
頬にキスをして、アシンメトリーの髪を指で掬うとたちまち赤く染まった頬から嬉しそうな表情へと変わった
夏目「...Aセンパイはそういう所あるかラ、皆惚れ込んでいくんだヨ」
A「どういうとこ...?...ふふ、拗ねたりしないでね...。...部活に行く代わり、レッスン付き合ってね。」
「2人きりだよ」
そう告げるとまた可愛い表情を見せる
せっかく3年生のフロアに来てくれて、上目遣いでお願いされたら断われないなぁ...
後輩は可愛い...だからたくさん甘やかしてあげたい。
その瞳の奥までが、
俺に夢中になるまでね
A「ふふ...♪...楽しみだね、夏目くん?」
夏目「...センパイはずるい」
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そらっちゃん(プロフ) - 『誘惑王子6』で章臣くんと絡ませてくれるあなたは神だ。 (2020年4月30日 19時) (レス) id: 02f484fb70 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!(プロフ) - みーこさん» あああありがとうございます!題名は全て悩みに悩んで付けているので、そう言っていただけるとすごく嬉しいです(*^^*)可愛い系になりがちな男主達です(が、これからもよろしくお願いします! (2020年1月17日 16時) (レス) id: d4d7da6680 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - 「誘惑王子」という題名に惹かれて愛読してます(^_-)男主が可愛くて好きです! (2020年1月17日 15時) (レス) id: ad66a60e86 (このIDを非表示/違反報告)
。#vll - 朝凪世一!さん» お願いします!!ぜひ!よろしくお願いします!! (2019年12月9日 23時) (レス) id: 01ebef5845 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!(プロフ) - 。#vll さん» そうですね!!!(*^^*((←可愛いさと色気を出してできるだけ多くの子たちを翻弄させようと思います(できたら読者様も...! (2019年12月8日 23時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朝凪世一! | 作成日時:2019年8月22日 3時