奇人勝りのギャップ王子〈ご?!〉【あんスタ】【男主】

ギャップ王子201 ページ7

嵐「あら、司ちゃん遅いわねェ?何かあったのかしら」




凛月「ず〜っとそわそわしてたからねぇ。道端でぱったり会ってそのまま倒れた〜...とか?」




嵐「やだもう凛月ちゃんったら!...って、別にあり得なくないのが怖いわァ。」







「アタシたちもAちゃん不足でしょんぼりしてるものねェ」と零すと、飲んでいたコップの水が跳ねるくらいに叩きつけ、動揺した彼




それと同時に、「A」の名前に過剰反応する彼も引きつった顔で苦し紛れに告げた






泉「はっ...はあ!?あんた達はそうかもしれないけど、俺は別にA不足でしょんぼりなんかしてないし。それならESに居る全員そんなもんでしょぉ?」




レオ「そうそう!!おれだって別につい譜面に名前書いちゃうくらいしょんぼりとかして....


...っそれより!!なんでAが帰ってきてないのに後輩人気が高くなってるんだ!?あっちこっちで名塚先輩、A先輩って...」






「あーもうっ!!!Aはおれたちのだぞ〜!!!」と窓の外に叫びだす彼




呆れた様子の後輩2人に取り押さえられ、大人しく椅子に戻されると




会議室のドアが開き、入ってきたのは...







凛月「...あ、プロデューサーだ。遅かったねぇ」




嵐「そんなに謝らなくていいのよォ?...って、Aちゃんから電話があった?...やだ、本当!?」




泉「え...ってことは、近いうち顔出すんでしょ?
...ていうかあいつここの場所わかるの?普通に迷子になってもおかしくないし...」





こくりこくりと頷く彼女に、ぱっと表情が明るくなる4人




久々の再会、会ったらなんて話そうか、なんて心を踊らせている中、外からバタバタと騒がしい足音が聞こえてくる




その音が部屋の前で止まると、勢いよくドアが開いた







司「遅れてすみません!!!」






泉「ちょっとぉ、王さまのくせに時間にルーズとかどういう...」




A「あ〜っプロデューサーも居る!!なぁなぁ、お菓子食べる?まぁさっきの残りだけどっ!はい、あ〜ん♪」





レオ「.............え?」









「ぎゅ〜♪」と嬉しそうに抱きついた先はプロデューサーで、




頭を下げる彼よりも、隣に居るさっきの話題の張本人の姿に驚き、ぽかんと口を開けて立っていた






きょとんとしたAが彼女から離れると、コップの割れる音を合図に全員が声を上げた








泉「ちょっ...なっ、なんで......はああああああ!!?」



レオ「なんで居んの!!!?」




嵐「急すぎて信じられないんだけど...?」




凛月「...本当にA.....?」

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