七不思議 ページ21
べちん
先？「黙っていればギャアギャアと…やかましいんだよ」
寧「え…」
何が起きたのか、把握できませんでした
怪物が先生を襲おうとしたら、べちんって音を立ててつぶれた、のかな？
怪物をつぶしたあの腕みたいなのは何？
なんて思っていると、私と源くんはその腕みたいなのに掴み上げられてしまいました
先？「ったく、これだからガキは嫌いなんだ、本が赤く染まってる、さては未来の記述を読んだな？身の程知らずめ」
その先生の口調や纏っている雰囲気は、今まで見てきた優しそうな先生とはまるで別人のようです
先？「さァて…」
そう呟くと、近くに飛んでいた黒い蝶を掴み、口に含み…口に⁈
え、食べたの⁈
先？「どうしてくれようか」ニタァ…
と、怖い顔で言うのでした
私たち食べられちゃうのかな？あの蝶みたいに…
そう思っていると、花子くんが先生の背中をつんと突き、
花「イジメちゃだめ」
と言いました
それを聞いた先生はしばらく黙ってから
先？「へいへい、わぁーってますよ、七番サマ、冗談ですっと」
と言うとおろしてくれました
正確に言うと、落とされました……
光「おいおい花子、こいつは…」
花「紹介が遅れたね、七不思議が五番目、“16時の書庫”管理人の土籠、仲良くしたげてネ」
寧「七不思議が五番目…」
光「まさか学校の先生が人間じゃなかったなんて…」
土「別に珍しくねェよ、実際人に紛れる怪異は相当数いる
俺たち怪異は、噂が絶えれば志願にいられなくなっちまうからなァ
自分で自分の噂を流せるってェのは重要だ
その他にもまァ理由はあるが…とかく便利でね
お前達のオトモダチの中にも、ヒトじゃないのが混ざってるかもしれねェぞ？
たとえば……
そこにいる“オネエサマ”みたいにな」
レ「……………」
土籠先生が、さっきから黙って話を聞いている零華に目を向ける
それに倣って私たちも目を向けた
寧「…ねぇ、零華」
レ「何？八尋寧々」
寧「…………っ⁈」
今までと違う、冷たく凍った雰囲気と、今まで“寧々ちゃん”と呼ばれていたのに、フルネームで、まるで他人のように返事をされてしまい気圧されてしまう
花「もーっ、姉さん、そんなに冷たく接したら、ヤシロが泣いちゃうよ〜」
そう言いながら花子くんはいつもみたいに抱きついてくる
正直今はそれを気にしている余裕がない
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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桜並木(プロフ) - 紗理奈さん» ありがとうございます (2020年9月16日 0時) (
レス) id: ba34a9a86c (このIDを非表示/違反報告)
紗理奈 - めっちゃおもろいです! (2020年9月13日 21時) (レス) id: 38501a419f (このIDを非表示/違反報告)
桜並木(プロフ) - 花っち�擦気�» ありがとうございます！！そう言ってもらえるのはじめてなのでめっちゃ嬉しいです！これからもマイペースではありますが更新させていただきますので、楽しみにしていただけたら幸いです(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2020年2月3日 19時) (レス) id: ba34a9a86c (このIDを非表示/違反報告)
花っち�� - えっと、文才の大洪水ですね(アホ)めっちゃおもしろいです！応援してます！ (2020年2月3日 18時) (レス) id: a210479166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜並木 | 作成日時：2020年2月2日 11時
