トイレの花子さん�� ページ6
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……………誰もいない？
否、そんなはずはない。扉が開いた瞬間、僅かにだが気配を感じたのだから。
目を閉じて、気配を探る。
…………後ろか。
ポン、と肩に手を置かれる。その手首を肩側とは逆の手で掴み、後ろを振り返る。
まず目に入ったのは、古めかしい制帽と制服。黒く、短い髪。蜜のような深い色をした瞳は、瞳孔が開いていて。私が掴んだ手首の持ち主の少年は、さぞ驚いたといったような顔で、私を見つめていた。
亡霊とは言え人間に見つめられるのは不快だ。ぱっ、とそれまで掴んでいた手を離し、制服のシワを伸ばすフリをして手のひらを擦る。
少年に頭を下げ、一応挨拶を交わす。
「どうも。初めまして、名も知らぬ亡霊さん」
「……あ、嗚呼…えっと…」
少年は私が自分に触れられた事によほど驚いたのか、動揺していたが、思考を巡らせるよりも挨拶を先決したのか、自己PRを始めた。
「俺は怪異、学園七不思議が七番目『トイレの花子さん』。はじめまして」
「…………そう。あなたが……“おかっぱ頭”と“赤いサスペンダースカート”で有名な変態亡霊さん……」
「ちょっと待って一旦ストップ」
「はい？ 私、何かおかしなことを申しましたでしょうか？」
首を傾げると、花子さん……もとい、花子くんは頭を抱え、大きなため息をついた。
「まず俺は変態でもないしそれはメジャーな方──女の子の花子さんだよ！！」
「え、そうなのですか？ 私が聞いた時は、“少女”とは聞いておりませんでしたので……。てっきり、そのような格好をした変態なのかと思っておりました……」
「どうやったらそんなベクトルに考えちゃうの！？」
「いえ、ごく普通に考えたつもりでしたが……」
「もうやだこの子！！！！！」
わっ、と両手で顔を覆う花子くん。
…………。
……………………。
私と花子くんの間に、気まずい沈黙が落ちる。
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
基本こんな掛け合いが続く予定です
過去、Aちゃんの相方をしていた子達は尽く病院送りになっています
……………花子くん、がんばれー(棒)
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ツクモ@不定期更新(プロフ) - ミヤッチさん» コメントありがとうございます！ 遅筆のため、遅くなってしまいますが、気長にお待ちいただければ幸いです...！！；； (2020年2月11日 14時) (
レス) id: 616ee5bd45 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤッチ - 面白いので続き待ってます( ・∇・) (2020年2月10日 13時) (レス) id: 566d02ac11 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - 白器*さん» コメントありがとうございます！ふぁ！？ぶ、文才…？！┗(^o^)┛ﾄﾞｺﾄﾞｺ┏(^o^)┓ﾄﾞｺﾄﾞｺ!?応援ありがとうございます！更新速度は遅いですが頑張ります！！＞＜ (2019年6月12日 10時) (レス) id: 36de205b6b (このIDを非表示/違反報告)
白器*(プロフ) - なんだこの文才の塊は…物語だけでなく作者さんの一言一言が面白くて好き。お体に気をつけて更新頑張ってください！応援してます (2019年6月11日 23時) (レス) id: 807ceadfb9 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ふーゆずさん» コメントありがとうございます！ぶ、文才…？どこにそんなものが…(キョロキョロ) 不定期更新ですが気長に待ってくださいませ！<(_ _)> (2019年6月8日 17時) (レス) id: 36de205b6b (このIDを非表示/違反報告)
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