これから。 ページ50
ホテルに居る時は、自室の片付け等をしているか、無許可で俺の部屋に入って片付けをしている。
部屋の鍵渡した記憶等全く無いが、ホテルの支配人を上手く丸め込めて鍵を貰ったらしい。
流石姐さんに習っている奴だ、こうも簡単に欺けるとは…
とはいえ部屋に入ってきても冷蔵庫の中身の確認をしたりとか掃除だとか、困る訳でも無い、寧ろとても有難い事ばかりやってくれていて、本当に助かっていた。仕事のものは触らないし覗かないし、やはりポートマフィアの仕事を理解しているらしい。だから俺は黙認していた。
其れに帰ってきたら…何時もAは｢お帰りなさい中也｣といの一番に言ってくれる。
其れが俺にとって、何より嬉しかった。
帰ってきても特に何を話すでもなく、此処に変なものが置いてあったから片付けただか片付けろだか、任務はどうだったかと聞いてきたりだとか、そんな他愛のないことばかり話していた。
でも、確実に此奴が来てから俺にとって大きく変わることがあった。
晩飯を、1人で食べる事が無くなった。
俺は元々料理は嫌いな方ではない。作ればまあまあな物くらい作れるし、必要とあらば自炊もした。
けど、何時も1人で飯を食ってた俺が自分の為に1人で態々自炊をする必要などなかった。
けど此奴は｢此方に何があるのか分からないし、第1移動も自分1人では出来ない｣と言う。そうやって俺に食事をねだってくる。
初めの夜に晩飯を持って行ってやった時から、ずっと俺は此奴の為に飯を作るようになった。
誰かと飯を食うなんて最初は慣れなかったが、慣れてくると其れがとても素晴らしいことに気づいた。
同時に、俺がどれだけ独りだったかを気づいた。
普通の同世代の奴なら、友達とやーやー煩くやっているのだろう。そんな事全く気にもとめなかったが、此奴と話すようになってからそんな通常に改めて気づいた。
俺は知らなかった。
凍土に住む者に炎が必需だということを。
凍えてる者に温もりが必需だということを。
俺にAが必要だということを。
続く
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Lease(プロフ) - お久しぶりです、切愛と申します。突然ですが、2年振りにアカウントを変更してリメイクをさせて頂きます。以後この内容はLeaseに引き継がれますので、どうぞ宜しくお願い致します。 (2021年10月1日 19時) (
レス) id: 38aa326773 (このIDを非表示/違反報告)
切愛 - 私の端末で問題が発生しています。ログインしようとしてメールアドレスとパスワードを入力したら、その前のページに戻ってしまい、ログインが出来ません。解決方法が分からず、、しばらく投稿出来ないかも…ネタ自体はできているので…少々お待ちください。 (2020年3月31日 9時) (レス) id: a4a2215412 (このIDを非表示/違反報告)
切愛(プロフ) - ごめんなさい…投稿全然出来てません…学校休みになりましたので、今後はきちんと投稿させていただきます…どうかお見捨てならず付き合っていただけると大変光栄にございます (2020年2月29日 9時) (レス) id: 582fb3c1a0 (このIDを非表示/違反報告)
神代 雫(プロフ) - 初めまして。作品読ませていただきましたが、とても丁寧に書かれていて読みやすかったです。これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！ (2020年1月25日 11時) (レス) id: ebdbc134af (このIDを非表示/違反報告)
切愛(プロフ) - 皆様こんにちは、とうとうお話がいっぱいになりました。次の1話書け次第続編公開するので暫しお待ちを。あと更新出来なくて本当にすみませんでした！これからは更新頻度落ちないように頑張っていきます。まだまだ続きます、これからもどうかよろしくお願いします！ (2020年1月14日 20時) (レス) id: 6f3c1f7dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S/S x他1人 | 作成日時：2020年1月1日 20時
