陽光と蒼。�� ページ44
Aは太宰を見つけると、すぐさま襲いかかった。
｢全く…目を離した隙に何があったと思えば完全に中也の犬じゃないか…そんな異能で僕を殺せると思わない方がいいよ。まあ、殺りたいなら来ればいいさ。｣
冷徹を具現化したような表情をAに向ける。
Aはそんな事も知れずに狂ったように太宰に降りかかる。
｢ーーー異能力 人間失格｣
太宰を切り裂く筈の戦斧は、太宰に触れると傷つけること無く消滅した。
戦斧に怯むことなく太宰はAの方に歩み寄り、其の華奢な首筋に触れた。
｢お疲れ様、少し休むといいよ。｣
其の瞬間Aの顔から狂気は消え、元の安らかな表情と共に崩れ落ちた。
分かっていたかのように太宰がその身体を支える。
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
〜中也side〜
｢いつの間にこの子汚濁なんて使ったの？
私使うなとも使わせるなとも言ったよね？｣
｢そんな事より、Aは無事なのか？！｣
｢嗚呼、別に問題は無い。異能で自身を強化してるのを切ったから疲れて寝ただけだ。あと君が持ってよこの子。｣
そう言うと太宰はAを抱き上げ、俺に渡してきた。
｢俺は見てねえよ、此奴が汚濁使うところなんて。抑此奴詠唱知らねえだろ｣
｢真逆本当に帽子の詠唱で汚濁形態に…｣
｢んな訳ねえだろ！｣
此奴はこの状況で何時まで俺を揶揄う心算なのだろうか…
｢敵は？｣
｢今僕の部隊が片付けてるけど…君を殺そうとしてた奴が殆ど最後だよ。中は君の部下と敵の死体だけだ。｣
｢…何人死んだ｣
また部下を沢山失った事に怒りを感じていた。
｢大体皆死んだよ。生き残ってたのは確か3人くらい。15人だったっけ？君の部隊で今日連れてきたの。だったら12人だよ｣
｢…そうか ｣
12人…か。
少し相手を舐めすぎていたんだ。
俺がそんなことを考えないから部下も大量に死に、
ーーー此奴がこんな事になっちまった。
左腕から滴る血を自分の服の血に染まっていない部分で傷口を触らないように拭った。
｢まあ何にせよ、任務はこれで終わりだ。
戻ろう、中也｣
｢…嗚呼、分かってる。｣
ゆっくりとAを抱え直すと、車内に応急措置セットがあることを思い出し直ぐに歩きだす。
｢全く…君は分かり易過ぎないか？
そんなにAの事気に入ってるの？｣
｢別に気に入ってねぇし何処見てそんな事言ってやがる第1手前にゃ関係ねえし口出しすんな、気持ち悪ぃ｣
少しだけ含みのある笑みを俺に向けてきた太宰。
嗚呼、まじで気持ち悪ぃ
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Lease(プロフ) - お久しぶりです、切愛と申します。突然ですが、2年振りにアカウントを変更してリメイクをさせて頂きます。以後この内容はLeaseに引き継がれますので、どうぞ宜しくお願い致します。 (2021年10月1日 19時) (
レス) id: 38aa326773 (このIDを非表示/違反報告)
切愛 - 私の端末で問題が発生しています。ログインしようとしてメールアドレスとパスワードを入力したら、その前のページに戻ってしまい、ログインが出来ません。解決方法が分からず、、しばらく投稿出来ないかも…ネタ自体はできているので…少々お待ちください。 (2020年3月31日 9時) (レス) id: a4a2215412 (このIDを非表示/違反報告)
切愛(プロフ) - ごめんなさい…投稿全然出来てません…学校休みになりましたので、今後はきちんと投稿させていただきます…どうかお見捨てならず付き合っていただけると大変光栄にございます (2020年2月29日 9時) (レス) id: 582fb3c1a0 (このIDを非表示/違反報告)
神代 雫(プロフ) - 初めまして。作品読ませていただきましたが、とても丁寧に書かれていて読みやすかったです。これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！ (2020年1月25日 11時) (レス) id: ebdbc134af (このIDを非表示/違反報告)
切愛(プロフ) - 皆様こんにちは、とうとうお話がいっぱいになりました。次の1話書け次第続編公開するので暫しお待ちを。あと更新出来なくて本当にすみませんでした！これからは更新頻度落ちないように頑張っていきます。まだまだ続きます、これからもどうかよろしくお願いします！ (2020年1月14日 20時) (レス) id: 6f3c1f7dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S/S x他1人 | 作成日時：2020年1月1日 20時
