親殺しの少女。�� ページ35
｢取り敢えず、学校に連絡しろ。｣
分かりました、と短く返事をした。
直ぐに固定電話に向かい学校に欠席連絡を入れる。
時々咳き込み乍、体調不良だと訴えて学校を休ませて貰った。
ふう、先生を騙すことなんて呼吸よりも簡単だ、と嘲笑い乍
｢取り敢えず準備は出来ました。
というか、中原さんスーツごと召喚されてるんですね。｣
｢嗚呼、召喚時の服装で飛ばされるって聞いてたから、このまま一寸眠った。｣
｢成程…｣
あ、そういえば私ずっと学生服から着替えなかったのか…
｢お喋りは後だ、取り敢えず横浜迄行く。
…現在地何処だ？｣
｢京都です。横浜ですか…遠いですね｣
｢スマホ貸せ｣
そう言われたものの、過保護な親は私にスマホなんて与えていなかった為、父親のスマホを取ってこようと1階に降りる。
寝室に足を踏み入れると…
其処には紅い海の乾涸びた後が残っていた。
中原さんが私が寝室に入ろうとしていることに気がついたらしく、急いで後を追ってきていた。
｢…済まねえ。それ以上痕が取れなかった。
軽くは拭いたんだが。｣
｢態々お気遣い有難う御座います。
ですが、私は大丈夫ですよ。｣
ならいいんだが、という中原さんに父のスマホを手渡す。
｢番号キーは？｣
｢1847です｣
｢分かった。地図を使わせてもらう。｣
｢分かりました。好きなようにお使いください。｣
｢んー…電車で4時間くらいだな…
近場のホテルでも取るか｣
そう言って中原さんは私に荷物を纏めるように言った。
あまり不必要なものは持ちたくない。
思い出してしまうから。
中原さんと連絡をとる為に母親の携帯電話を。
数着の畳むと割と小さくなる嵩張らない素材で出来た着替えを数着と。
保険証等身分を証明出来るものを幾つかと。
引き出しに入っていたお金を丸ごとと。
預金通帳と。
其れだけ持って私は家を出た。
最寄り駅まで案内して、中原さんに電車の乗り方を教わった。
ーー私の戻れない旅が始まった。
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Lease(プロフ) - お久しぶりです、切愛と申します。突然ですが、2年振りにアカウントを変更してリメイクをさせて頂きます。以後この内容はLeaseに引き継がれますので、どうぞ宜しくお願い致します。 (2021年10月1日 19時) (
レス) id: 38aa326773 (このIDを非表示/違反報告)
切愛 - 私の端末で問題が発生しています。ログインしようとしてメールアドレスとパスワードを入力したら、その前のページに戻ってしまい、ログインが出来ません。解決方法が分からず、、しばらく投稿出来ないかも…ネタ自体はできているので…少々お待ちください。 (2020年3月31日 9時) (レス) id: a4a2215412 (このIDを非表示/違反報告)
切愛(プロフ) - ごめんなさい…投稿全然出来てません…学校休みになりましたので、今後はきちんと投稿させていただきます…どうかお見捨てならず付き合っていただけると大変光栄にございます (2020年2月29日 9時) (レス) id: 582fb3c1a0 (このIDを非表示/違反報告)
神代 雫(プロフ) - 初めまして。作品読ませていただきましたが、とても丁寧に書かれていて読みやすかったです。これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！ (2020年1月25日 11時) (レス) id: ebdbc134af (このIDを非表示/違反報告)
切愛(プロフ) - 皆様こんにちは、とうとうお話がいっぱいになりました。次の1話書け次第続編公開するので暫しお待ちを。あと更新出来なくて本当にすみませんでした！これからは更新頻度落ちないように頑張っていきます。まだまだ続きます、これからもどうかよろしくお願いします！ (2020年1月14日 20時) (レス) id: 6f3c1f7dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S/S x他1人 | 作成日時：2020年1月1日 20時
