9話 ページ10
sideA
鬼灯「絵自体は描くのは得意ですか?」
得意とまではいきませんが好きです。
桃太郎「上手いですよ。前に上の空で白澤様描いてた時なんてもう…」
わー!言わないでー!
桃太郎「危ねっ!危ね!」
檎「恥ずかしさのあまり狐火だしおった…」
茄子「あ、Aさーん」
えっと……えっと…
A「……唐瓜さん?」
茄子「茄子です…(´・ω・`)」
ご、ごめんなさい!
唐瓜「仕方ないッスよ、俺ら獄卒とはあまり会う機会ないですしね。」
A「茄子さんは絵好きですか…?」
茄子「絵?好きだよ〜。見るのも描くのもなんでも好き〜。」
唐瓜「こ、こら敬語!」
いえいえ、良いですよ。
茄子「Aさんは?」
私も好きです。
ただ、独創的すぎるのは苦手です…
感性が合わないんだと思います。
茄子「…なあー、Aさんの尻尾とかってどうなってんの?」
??
白澤「もー。帰ってくるの遅いっ!」
白澤様?
ぎゅっといきなり尻尾を握られました。
『グルルルル』
本来の姿に戻ってしまいました…
ほぼ理性は消えてます。
茄子「あ、やべ。怒らせちゃった…」
唐瓜「謝れお前っ!」
『フーッ!!グルルルル』
茄子さんを威嚇します。
白澤「…もしかして尻尾触った?」
檎「獣にとって尻尾つーのは神経が通るとこじゃけ。」
小判「これはそうとうお怒りですにゃー」
白澤様が手を伸ばしてきました。
白澤「よしよし。」
シワになってる部分を撫でてくれました。
『ヴー…』
白澤「良い子。」
と言ってまた撫で始めました。
白澤「Aは尻尾触られる事が嫌い…ってまではいかないけど、びっくりして本来の姿に戻っちゃうよ。」
慣れてる人ならへーきだよ。なんて笑い事のようにする白澤様。
白澤「だいぶ落ち着いてきたね。おいで。」
白澤様の両腕にすっぽりと収まります。
白澤「びっくりしただけでしょ。」
落ち着いてきました…
A「…」
白澤「茄子くんだって悪気があったわけじゃないんだから。」
A「…」
白澤「A。 」
唐瓜「今のうちに謝れ(小声)」
茄子「ごめんなさい…」
白澤「謝ってくれたんでしょ?許しなさ…」
A「ふぇ…(泣)」
周りの人々(人じゃないけど)がパニックになりました。
桃太郎「アンタ女性の扱い慣れてんだろ!どうにかしろ!」
白澤「え、ちょっ!?」
シロ「泣かせたー」
鬼灯「責任持って私が」
白澤「死んでもお前なんかにやるか!!」
鬼灯「ここはあの世です。」
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けいけ - 更新楽しみにまってます! (2020年1月20日 22時) (レス) id: f9798b2aff (このIDを非表示/違反報告)
雛雪 - この小説好きです!ヒロイン可愛い♪頑張ってください(^^) (2019年1月14日 22時) (レス) id: f50f701b3c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - だんだんと夢主ちゃんのキャラがブレて来ていますよ。 (2018年3月16日 22時) (レス) id: 4a1156ae6a (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - ペテン師さんこれ程までに惚れた作品は久々です。これからも更新頑張って下さい。応援しています。 (2018年2月19日 3時) (レス) id: 09ba0af9d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2018年2月5日 11時