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6話 ページ7

side白澤

シロ「拾った?」

白澤「そ。まだ赤ちゃんの時にね。」

ルリオ「よく育てようと思いましたね…」

白澤「僕だってホントは別の人に預けようとしたよ。でもね…」

そんな事してる余裕なんてないくらい衰弱してたんだ。

白澤「だからとりあえず僕が育てようと思ったんだけど、ここで僕は重大な事に気がつく」

シロ「えー、なになに?」

白澤「僕は子育てなんてしたことない。」

鬼灯「お前やっぱりアホだろ。」

白澤「妖怪たちに色々聞いてすくすく育って店を手伝えるようになったんだけど…」

シロ「だけど?」

白澤「今は寝てるけど、起きていると凄く可愛いんだよ。可愛くて誰でも虜にしちゃうくらい。だから店に来た客に目をつけられることだってしばしば…」

柿助「美人だとそういう苦労もあるのか…」

ルリオ「大変だな」

白澤「だから裏方にそっとしまい込んでいたんだけど…」

成長するにつれて外の世界に興味持ち始めた。

白澤「可愛いAにお外出たいって言われたから条件つけて許可したんだ。」

シロ「条件?」

白澤「僕以外とは極力話すなってそれの名残りか人見知りになっちゃった。」

鬼灯「お前が原因か。」

だって、可愛い見た目して可愛い声だったらもっとAに被害が…

A「むう……は、白澤様?」

白澤「起きちゃった?まだお家つかないから寝てて良いよ。」

いやいやと首を振る。

白澤「話し込んじゃってごめんね。」

シロ「ううん!良いよー!」

A「犬……」

白澤「シロちゃんって言うんだよ。撫でてごらん?」

恐る恐る手を伸ばすA

シロ「俺怖くないし噛みつかないよー!」

ルリオ「噛み付くのは亡者だけだろ」

柿助「あと肉」

シロ「あ!白澤さんの子って事は桃太郎の事も知ってる!?」

A「は、い。存じ上げています。」

白澤「桃タローくんの現世時のお仲間だよ。」

A「そ、それは失礼しました…挨拶が遅れて…」

柿助「いえいえ!」

ルリオ「桃太郎がお世話になってます。」

しっかりした2匹だな…

A「も、もふもふ…」

白澤「ね?怖くないでしょ?」

A「はい。」

シロちゃんに触った時の顔は可愛いかった。

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けいけ - 更新楽しみにまってます! (2020年1月20日 22時) (レス) id: f9798b2aff (このIDを非表示/違反報告)
雛雪 - この小説好きです!ヒロイン可愛い♪頑張ってください(^^) (2019年1月14日 22時) (レス) id: f50f701b3c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - だんだんと夢主ちゃんのキャラがブレて来ていますよ。 (2018年3月16日 22時) (レス) id: 4a1156ae6a (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - ペテン師さんこれ程までに惚れた作品は久々です。これからも更新頑張って下さい。応援しています。 (2018年2月19日 3時) (レス) id: 09ba0af9d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2018年2月5日 11時

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