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クリスマス番外編 1 ~失った時間はもう取り戻せない~ ページ14

〜6年前〜

















私はその日、田舎に帰り、


兄、拓人、蘭丸、拓人の叔父さんと叔母さん、


蘭丸の叔父さんと叔母さんで


クリスマスパーティーをした。





楽しかった。


本当に楽しかった。


全てを忘れてしまうぐらい、本当に。


だけど、私の心は満たされなかった。


満たされるどころか、


どんどん乾いてきている。


理由はわかっている。


彼がその場に居ないからだ。














私はパーティーが終わった後、皆にばれない


様に家を抜け出し、ある場所に向かった。


そう、『ある場所』、白竜と出会った場所へ。

















私は白い息を吐きながら、


しばらく雪が積もっている地面を歩いた。


足を動かす度に長靴から雪の冷たさが


伝わる為、私の身体がブルッと震えた。


A「…寒っ……!」


私は誰に言うでもなく、一人呟いた。


一生懸命足を動かしていたら何時の間にか、


目的の場所に着いていた。


A「…白竜……。」


私は白い息を吐きながら彼の名を呼んだ。


その瞬間、彼との思い出が走馬灯の様に


脳内で蘇った。


『A……!』


白竜のいろんな表情が脳内に蘇る。


その瞬間、後悔と寂しいという


感情が私を襲った。


何故、傷つけることしかできなかったのか、


何故、突き放してしまったのか、


何故、彼を一人にしてしまったのか、


そんな言葉があとからあとから


出てきて自分を攻める。


気がついたら私は涙を流していた。


私は流れる涙を乱暴に拭った。


だけど、逆に涙はどんどん溢れてきた。


いくら泣こうが、攻めようが、喚こうが、


白竜が戻ってくる事はないと


自分でもわかっていた。


「失った時間はもう取り戻せない」とは


まさにこの事だ。


だけど、私はもう溢れてくる感情を


抑えておく事ができなかった。


A「いやああぁぁぁ………!!!」


私が声をあげて泣きだした時だった。

















??「A……泣くな……!!」


何処からか声が聞こえてきた。


私はその声に反応し、俯いていた顔を勢いよく


あげた。


A「白竜……?」











クリスマス番外編 2 ~失った時間はもう取り戻せない~→←作者のクリスマスの悲しい思い出話※実話※


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設定タグ:イナズマイレブンGO , 天登白竜 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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サクラD - 続きが読みたいです!! (2013年2月13日 19時) (レス) id: 6764b8c44a (このIDを非表示/違反報告)
あげぱんだ(プロフ) - 剣城スノウさん» えっと、idを教えてくれれば、こちらでともきしときます (2013年1月16日 22時) (レス) id: 155b0d67de (このIDを非表示/違反報告)
剣城スノウ(プロフ) - 璃瑠さん» 返事遅れてすみません;マジですか!?(゚Д゚;)ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです! (2013年1月16日 21時) (レス) id: d9c0e69bd5 (このIDを非表示/違反報告)
剣城スノウ(プロフ) - あげぱんださん» ごめん、やり方がわからない;Twitterと似たようなやつ? (2013年1月16日 21時) (レス) id: d9c0e69bd5 (このIDを非表示/違反報告)
璃瑠(プロフ) - 最高ですね!!私感動しましたー・゜・(つД`)・゜・白竜君の純粋な愛情、もーたまりません!! (2013年1月6日 22時) (レス) id: d2a5dfb325 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣城スノウ | 作成日時:2012年11月29日 2時

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