†佰陸拾†【鏡と蛍の章】“終” ページ41
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『…………いいですよ、ここにいてください』
面影「！」
薬研「大将…………」
『大勢いた方が“寂しくない”よ。
それに、それが面影様の願いなら…………
私はそれを叶えたい。
皆が笑ってくれた方が、私は嬉しい。
安心する、だから頑張れる』
面影「さ、さに、わ…………」
ふと面影様は私の手を取る。
ぎゅっと握って、まるでその感触を確かめるように、
優しく…………でもしっかりと両手で握って。
幸せそうに笑って見せてくれた。
不器用に口を動かして、少し照れ臭そうに。
面影「あ、あいあおう(ありがとう)
よ、よおしう、ね(よろしくね)」
『こちらこそ、よろしくお願いします。面影様』
面影様は微笑んで、私の手を握る力を込める。
彼は不思議だ。彼が笑うと、
こちらも幸せな気持ちになれる。
温かい気持ちになれる。
だから、蛍丸様も…………
笑ってくれるようになったのだろう。
誰よりも相手の幸せを願う、優しい神様。
大きな手から伝わる小さな幸せ。
悲しくても、辛くても。
この小さな幸せが重なって…………
傷ついてしまった心を癒せていけば、
それだけでいい。
私は大きな幸せは願わない。
小さな幸せを重なれば、いずれ大きなものになるから。
私はそう信じている。
そう信じたい。
私は、その幸せを繋ぐ者になりたい。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
新な神様の紹介
名前、面影
《本体》
種類、大太刀
刀派、来派
銘、国行
長さ、三尺三寸(約1ｍ)
鎌倉時代末期、北条高時の執事、
“長崎為基”の刀。(北条家の刀。実戦刀)
(上記から鶴丸とは会ったことがある)
刀身に顔がはっきりと写ることから
“面影”と名付けられた。
明石は弟。
《人形》
身長、187��
髪、白に近い銀髪にアホ毛二本生えて、
それぞれ緑と赤。(蛍丸と愛染を思わせる)
嬉しいとぴょこぴょこ動く。
瞳、銀色。(鏡みたい)
容姿、緑と赤のラインが入ったマント付き軍服。
赤い襟巻き着用。肌白い。首に火傷。
《性格》
・いつもニコニコとしている。
・ちょっと人見知りなので、
答えるのに困ると大抵ニコニコして黙る。
・蛍丸(他の来派も)が大好き。
蛍丸を抱っこしたがる。
・二回焼けたからか、上手く話せない。
練習中。スケッチブック持参。
・お兄ちゃんスキル強い。
・天然ピュア。
・ステータス蛍丸並に馬鹿強い。←
・主人公が体調崩す(霊力の乱れ)と
大体影が凄い薄くなる。
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冷泉 雪桜(プロフ) - tomo10260403さん» コメントどうもありがとうございます！薄桜鬼も読んでくださって……感謝でしかないですね！これからもよろしくお願いいたします (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
tomo10260403(プロフ) - 冷泉 雪桜さまの作る作品の虜になりました！薄桜鬼も刀剣乱舞も一気に読んでしまって、小説を読むのが苦手なほうなのですが、のめり込むようにするすると入ってくる文章に、夢中です！ (2019年9月16日 17時) (レス) id: f4aa91fff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2019年9月6日 1時
