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No.52 ページ4

「ふぅ…。」

千影さんと食事をとり、そして自宅に久しぶりに帰ってきた私は、お風呂に入り、ジュース片手にソファーに座った。



そして天井を仰ぐ


━━━━━━━━━”信じてあげなさい。”


何を…?





上司を…?




信用…仕事は完璧にこなし、愛国心が人一倍強い人だ。



からかう事を除けばとても尊敬するし、信用出来る人だ。



「……わかんねぇなぁ。」




わたしは静かに目を瞑って呟いた



━━テーブルの上に置いたスマホに着信が入る


「はい…あ、快斗?」



電話をかけてきた相手は快斗だった。



快《よぉ!A!テレビつけろよ!8チャンネル!》



「テレビ…??」


私は指示通りテレビをつけて、言われた通り8チャンネルに変えた

テレビでは、鈴木次郎吉相談役とアナウンサーが話している

今回また相談役はキッドを捕まえる為に餌として用意した宝石…『蒼の貴婦人ーblue.Ladyー』の事の説明をしていた。

その宝石はタンザナイトというダイヤより珍しい宝石らしく、ライトや見方によって蒼、紫と色を変える不思議な宝石だとか。


それを来週土曜日、前回の事件同様の期間で同じ場所でやるらしい。


「懲りないな。場所変えないんだねぇ。」


私は呆れながらそう話すと、快斗は


快《ふっ…そりゃ、変えないだろうな。》

と、意味深な言葉を漏らす


「ん?どういう…。」

そう言いかけると、テレビで相談役は声を荒らげ

【前回のあの忌々しい事件…!!気奴が初めて!!人を誘拐したあの事件!!

世間では”シンデレラ事件”と言われて伝説となっておるらしいが…ワシはあの時のリベンジを申し込む!!!】


「…ん?」


何だこの胸騒ぎ。嫌な予感が…。


【子わっぱから聞いた話だと気奴はあの攫った女性に一目惚れ…つまり恋焦がれておる!あえてあの時の場所を指定し…そして正々堂々と正面から勝負をし、完膚無きまで打ちのめしてくれようぞ!!!!】

【かっ…!!怪盗キッドが一目惚れ…!!?そ、それは本当ですか!?】


【彼女を見つけた子わっぱが、気奴がそう言ったのを聞いておる。間違いない!だからこそ!!彼女に協力してもらい!必ず宝石と彼女を狙うだろう気奴を、正面から叩きのめすんじゃ!!!】



「……嘘だろ?」


私は顔を引き攣らせてそう呟いた


《けっけっけー、まんまと餌にされたな。Aっ。》


楽しそうに笑いながらそう快斗が言ってくるが、私は頭を抱えて唸った

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とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
W.m(プロフ) - とっても面白いのでもう5周ぐらいしてしまいました。更新楽しみに待ってます! (2022年4月23日 21時) (レス) @page36 id: 63cab791a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時

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