【安室透】からかい上手の上司さん２【降谷零】

No.77 ページ29

「安室さんも着替えたんですか！？すっごくかっこいいっ…！！」

タキシードに着替え、髪も綺麗にセットした俺は毛利先生達と合流した。そして園子さん達にたちまち囲まれてしまう


「照れますね…ありがとうございます。皆さんもドレス姿とてもお似合いですよ。」

そう言って笑うと、園子さん達は黄色い悲鳴を上げた。

控え室とは別の部屋、談話室で待機していろと言われて、皆で話して待っている


「ねぇ、蘭ねーちゃん。Aお姉さんは？まだなの？」

「そろそろ来るはずだけど…。」

談話室の扉を開く音が聞こえ、目を向ける


「談話室ってここなんですね。凄い、綺麗な所…。」


そう言ってキョロキョロ見渡しながら入ってくるA。


その姿に俺は思わず息を呑む。


パーティードレスは潜入調査で見慣れている筈だが、それとは比べ物にならない位…本当に綺麗だ。素直にそう思う

普段露出を苦手とするA、大胆なドレスに身に纏い、髪も綺麗にアップされたいて、メイクもAらしくないメイクだが、それがいい意味でギャップを引き立たせ魅力となっている

…元々美人な方だと思っていたが、こうも化けるものなのか。と感心していると


Aもこちらを見ていたのかバチッと目が合うが、すぐに目を逸らされる

目を逸らされた事に関して割と自分の中でショックを受けていると

毛利先生は興奮した様子で「うひょー！お綺麗になりましたなぁ！！」そう言った

談話室にいた警察官達も少し顔を赤らめてAを見る。

…気に食わない。そう考えていると


「Aさん綺麗でしょ？どうですか？」

蘭さんと園子さんがそうコソッと声を掛けてくる

俺は戸惑いながら毛利先生と話しているその姿を見て


「…えぇ、僕には勿体ない位…とても綺麗です。」


そう素直に答えた。


「…私達は安室さん応援派ですよ！キッド応援派が、多くても私達は応援していますよ！」

そう言ってぐっと親指を立てて笑う彼女達。

「ふふっ…ありがとうございます。僕、頑張りますね。」

そう言って俺は素直に笑った


さて、そろそろ助けるか

毛利先生の対応に困りながら話しているAに近づいた

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