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No.59 ページ11

普段、あの人は何を思って私をからかうのかわからないけど……。



━━━━━━いい加減本気で反撃してもバチは当たらないだろ。



”キッドの方がいい”


あのプライドエベレスト男の上司にとっては、この言葉はプライドを大きく傷つけただろう。結構大ダメージは食らわせる事は出来たはず


…とりあえずこれだけでも十分の成果だ。

私は満足げにアイスコーヒーを飲んでいると


安「……Aさん。」


「ん?はい。」


唐突に名前を呼ばれて顔を上げようとする


上司は私の顎をそっと掴み、目を合わせられる


安「…Aさんはたとえ、キッドが好きだとしても…それでも僕は貴女をキッドに手放すつもりはありません。

周りが何を言おうが、貴女が何を言おうが絶対に離れませんから。」

彼は妖艶にそう微笑む。そして顎を掴んでいる手の親指で私の唇をそっとなぞる


私の耳元に顔を近づけて


「━━━━━━━Aは”俺”の物だ。」


そう低くゆっくりとした言い回しでそう囁いて、そして私の頬に唇をそっと重ねた


「なっ……!?」


一気に全身の熱が最高値まで跳ね上げる


そして高校生達は声にならない黄色い悲鳴をあげ、コナンくんも顔を赤らめてこちらを見ていた

上司はそっと私から離れて


安「…僕は”燃えるタイプ”なのでね。」


そう言ってクスッと余裕そうな顔で笑った。


「━━━━━━━━━っ!!!」


やられた!!


私は歯をギリッと噛み締めた。


「…安室さんのそういう所嫌いです。」


私は目を逸らしてそう呟くと


安「そんな事を言わないで下さいよ。傷つきます。」


くそっ!全然傷ついている顔してねーだろ!


私はイラつきながら席を立つ、そして万札をテーブルに叩きつけて荷物を持って扉に向かいい、扉を開けた。


安「…ありがとうございました。」


そう言って微笑む上司。


私は何も言わずにお店を後にした




つかつかと歩きながら私はスマホを取り出す




「━━━━━━━━━━あ、快斗?私。ねぇ、いまからそっちに行く。」


電話の相手…快斗は、いきなりの事ではぁ!?と戸惑いの声を上げる


《んだよ、いきなり…。どうしたんだよ、声めっちゃ怖えーよ。》


「気が変わった。快斗。”私もやる”」


《はぁ!?何で!?やらねーって…!》


「だから気が変わったの!!あの野郎ぶっ潰してやる!!!」


そう吐き捨てて通話を切り、そして歩くスピードを早めた

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とろろ - いいところで止めないで!続き待ってます! (2023年1月21日 17時) (レス) id: f76190de27 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 更新待ってます!お願いします!! (2022年9月23日 2時) (レス) @page36 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
亜莉沙(プロフ) - 続きがすごく気になりす…!!是非お願いします!!!! (2022年5月18日 2時) (レス) @page39 id: 7ba5f4dac6 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年4月26日 4時) (レス) @page39 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
W.m(プロフ) - とっても面白いのでもう5周ぐらいしてしまいました。更新楽しみに待ってます! (2022年4月23日 21時) (レス) @page36 id: 63cab791a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月31日 4時

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