No.34 ページ36
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「お疲れ様です降谷さん!今日皆で飲みに行くんすけど降谷さんもどうですか?」
大きな案件を終わらせ、一段落した俺達は早めに今日は帰ることになった。
帰ろうとした所、部下の一人に飲みの誘いを受ける
今日は組織の仕事もないし、明日はポアロも休みで、完全にオフだ。緊急な招集なければ。
「━━━そうだな。たまには行くか。」
俺はそう答えると部下は嬉しそうな顔をする
「風見。お前も来るのか?」
近くにいた風見に声をかける
風「降谷さんも行くんですか?なら私も行きます。」
そう返事が来る
風「Aは?いないようだが…。」
風見はAがいなくてそう部下に尋ねると
「あ、A…。…先に帰っちゃったか。いないみたいですね…。すみません降谷さん。」
部下は何故か俺にそう謝ってくる
「何で俺に謝る。別に構わない。」
Aいないのか…。少し寂しい気持ちになったがそれを隠す様に返事をした。
そして帰宅準備を済ませた俺達は、部下に案内されて居酒屋に向かった。
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親しみのある居酒屋の広めの個室に案内され、それぞれメニュー表をみて注文をする
俺はビール一つ注文した
そして皆で乾杯をして飲み会が始まった
この感じ…懐かしいな。
俺はふと殉職していったあいつらと飲んだ時の事を思い出した
…しんみりしたものは今日考えるのはよそう。
俺はぐっとビールを飲んだ
━━━━━━━━━あんた怪盗キッドに誘拐されるくらい美人なんだから!自信持ちなさい!
そうよシンデレラガール!
それやめてくれ。きついわ。
「…!」
微かに隣の部屋からあいつの声が聞こえた。
気のせいかと思ったが、シンデレラと、誘拐ってワードが聞こえた。確実にAだ。
どうやら友達と飲みにここに来ていたらしい。
Aのラフな会話を聞くのは珍しい。
俺はビールを飲みながら耳を傾けていた。
――ねぇ、気になっている人もいないの?
えーー…。
「っ…!」
俺は思わず噎せそうになった。
これは聞いてもいいのか…!?
罪悪感と欲求が心の中で葛藤する。
風「降谷さん?どうしました?」
風見が首を傾げてこちらを見てくる
「……いや。何でもない。」
俺は動揺を隠すように飲む。今日はペースを上げすぎたな。少し酔いが回るのが早い。
酔った頭でそう考えながら俺は欲求に負けて耳をすませた
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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時