No.32 ページ34
「ア"ア"ァ"ぁぁあーーっ!生き返るっ!!」
「おっさんになってるわよちょっと。」
私はビールを飲み干して盛大に声をあげた
今日、仕事を早めに切り上げた私は、賑やかな親しみのある居酒屋の個室で、大学時代の女友達数人と女子会を開き、それに参加していた。
私は焼きあがった焼き鳥を食べながら皆の心境
や、結婚話に花を咲かせているのを聞いていた。
結婚か…。自分はイメージつかないし職業的に無理だろう。私は結婚や恋愛に関してはもう期待はしていない。
公安である事は隠さないといけないし、ましていつ死ぬかわからない。女である私は結婚したら子供とかなんかで仕事を辞めなくては行けなくなる。つか、恋愛わからないし。
「ねぇ!Aは結婚予定あるの?彼氏は?」
私は友達の1人にそう聞かれる
「無いねー。仕事に生きる。」
率直な感想を言うと友達皆は反論の声を上げた
「あんたは幸せになりなさいよ!!」
「彼氏もいないの勿体ない!!」
「性格はともかく顔はいいんだから!」
いや、好き勝手言ってくれるなおい…。
私は友達皆の押しに思わず苦笑いする。
「あんた怪盗キッドに誘拐されるくらい美人なんだから!自信持ちなさい!」
「そうよシンデレラガール!」
「それやめてくれ。きついわ。」
この前の誘拐事件をネタにされる。友達はすぐに私だと気づいたらしい。
「ねぇ、気になっている人もいないの?」
「えーー…。」
私は酒の入った頭で考えてみる
ふと、今まで抱き着かれたりして、からかわれているムカつく上司が頭の中に過る
「その様子だともしかして!?」
私の様子を見た友達が食いついてくる
「…いや、別に気になってるわけじゃ…。」
私は否定をするが友達皆が食いついて話題を変えようにも変えられなくなった
仕方ないから私は大事な所は伏せて大まかに相談してみることにした。
私の上司は普段は厳しい人で、仕事は完璧にやる人で、キレると怖い人で
私の事をいつもからかって楽しんでいる
その割に変な所優しくて、たまに子供っぽくなって可愛い所もあるし、見たことない無駄にかっこいい…顔してたりするしで、いつも振り回されていて困っている
そう呟く様に話した。
酔いが回っているのかな。あのムカつく上司の話をしているのに気分は悪くない。私は思わずフフッと笑った
そんな私を見た友達は、見たことの無い顔で驚いた顔をこちらに向けていた
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yuyuyu(プロフ) - 降谷さん推しの自分には最高の作品です!!細かいかもですが風見くんの一人称自分ですよ! (2022年4月26日 15時) (レス) @page36 id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - souさん» お返事遅れてすみません。ありがとうございます!とても光栄に思います! (2022年4月18日 13時) (レス) id: 227d2dfa97 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 零さん素敵!!大人の魅力溢れすぎてドキドキしちゃいました♡♡ (2022年3月13日 20時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
アレン(プロフ) - カトレアさん» コメントありがとうございます!かっこいいって言ってくれたのが嬉しいです!!続編でも是非とも読んでいただけると嬉しいです!!本当にありがとうございます! (2018年6月1日 1時) (レス) id: ab7db67b39 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア(プロフ) - もう、アカーーーン!!!!ってニヤニヤしすぎて叫びましたよ←零ちゃんカッコよすぎかね…… (2018年5月31日 22時) (レス) id: 6433e9a6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アレン | 作成日時:2018年4月25日 2時