ふたりでひとつ屋根の下!?5 ページ24
〜Aside〜
寝ようと横になったものの、ストーカーのことや透くんとのこれからの生活のことなどをぐるぐると考え始めてしまってますます目が冴えるばかり。
スマホを見ると深夜2時。喉の乾きに気づいてお水が欲しくなったけど、リビングには透くん。
仮眠取るようなことを言ってたし、起こしちゃったら申し訳無いなぁ…
どうしよう。
お水は朝にして寝てしまおうと思ったけれど、一向に眠気は訪れない。でもお水飲みたい。
散々迷っていたら、リビングからカタリと小さく物音が聞こえた。
透くん…だよね??
部屋着の上にパーカーを羽織れば準備OK。もし何かあればすぐ側に透くんもいる。
足音を忍ばせ音を立てないようにそっとリビングのドアを開くとそこには、やはりソファでお水を飲む透くんの姿。
「Aちゃん。どうしたの?眠れない??もしかしてオレ起こしちゃったかな?」
申し訳なさそうに言われて慌てて答えた。
「違うの!何だか眠れなくて起きてたの。そしたら物音が聞こえたから、透くんだとは思ったんだけど一応確認しようと思って…」
「そっかーでも怖い思いさせちゃったよね?ごめんね。もちろん侵入しようとするような奴がいればオレや外の刑事が絶対Aちゃんの安全は守るから。あともし今度誰かいるかもってことがあれば、自分で動くより先に絶対オレに連絡して?時間とか気にしなくていいから。Aちゃんを危険な目には合わせたくないから、お願い。ね?」
「わかった…」
透くんの真剣なお願いに、いかに自分が全力で守られているのかを感じる。
私、もっと安心していいのかもしれない。ふっと肩の力が抜けたら急に瞼が重くなってきた。
「安心したら何だか眠くなっちゃった。ありがとう。透くんのおかげだよ。私もお水飲んで寝るね」
「それは良かった。まだ朝まで時間あるからゆっくり寝てね。おやすみ」
「ふわぁ〜おやすみなさいー」
あくびを堪えながら歩き出すと、透くんが小さく笑っているのが目に入った。
「透くんなんで笑ってるの〜?」
「ごめんね。笑ってるつもりはなかったんだけど、眠そうなAちゃんがいつもよりちょっと幼く見えるというか、その、可愛くて//」
「!!私そういえばすっぴんだしこんなカッコだった!お見苦しいものをお見せしましたおやすみなさいー!」
脱兎のごとく部屋に戻ったけれど、不意打ちで放たれた「可愛い」にしばらく頬の熱とドキドキが収まらず、明日の寝不足は確実になりそうだ…
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澪(プロフ) - マリイさん» コメントありがとうございます。雫さんの小説をリクエストとのことで、私も考えてみたのですが、私の力不足でドラマの素敵な世界観を壊したくない為、大変申し訳無いのですが今回はお断りせざるを得ません。重ね重ねお詫び申し上げます。 (2019年11月1日 14時) (レス) id: 3cc0b1a862 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 本郷雫が好きなので雫の小説も書いて欲しいです 雫は夢主の事溺愛して夢主だけは殺 さない設定で (2019年10月31日 17時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - かなとさん» かなとさまご指摘ありがとうございました。こちらの不注意です。ご不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。 (2019年10月22日 21時) (レス) id: 3cc0b1a862 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年10月22日 18時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪 | 作成日時:2019年10月22日 17時