ふたりの出会い5 ページ11
〜Aside〜
「あんまり遅くなるのもご迷惑なので、そろそろお暇します。ご馳走様でした」
「あっ私も。でもお皿大変ですよね?片付けてから帰ります」
「じゃあオレ手伝うね。」
大きいお皿は透くんがサッと運んでくれたから、私は取り皿やコップ何かの軽いものだけ。
お皿をシンクに運び終えたらキッチンに2人で立つ。ベタだけどちょっと新婚さんみたい。
「私がお皿洗うから、透くんは布巾で拭いてもらってもいい?」
「はーい。あっAちゃん袖落ちてきちゃってるよ。濡れちゃいそうだし、良ければオレ直そうか?」
「ありがとう。それじゃあお願いしまーす」
優しいなぁ。落ちてきてしまった袖をクルクルと丁寧に捲り上げてくれた。
ふっと距離が近づいた瞬間お日様みたいな柔らかで清潔な香りを感じて、ドキドキや安心するような心地良さが同時に胸の中でグルグルしてきて何だか泣きそうになった。
「お皿くらいいいわよって言おうと思ったけど、せっかく2人がやってくれるって言うんだし甘えちゃおうかしら。」
「やらせとけやらせとけ。何だかんだ2人とも楽しそうにやってるし。…大樹は遊び疲れて眠くなっちまったのか?寝室に運んでくる。
あっそうだ。おい透!まだ夕方とはいえ何かと物騒だ。帰りはちゃんと送って行けよー!」
「もちろんです!」
「えっでもわざわざ申し訳ないし…」
「Aちゃん。2人がこう言ってくれてるんだから今日は石川くんに送って貰いなさいな。その方が私も安心よ?」
「じゃあ…悪いけど透くんお願いします」
「気にしないで。一応これでも警察官だから、ちゃんと安全に送り届けるからね。家はどの辺?」
「▽▽▽地区の○○小学校の近く。透くんのお家から遠回りにならないかな?」
「オレの家も▽▽▽地区。どっちにしろ帰り道だったから気にしないで大丈夫だよ。オレ達家近いんだね。」
「良かった。」
「送り狼になるなよ透。」
「なりませんって!!もー兄貴は何言ってるんですか〜早く大樹寝かせて上げてくださいっ///」
2人で帰るんだ…私ちゃんと話せるかな?ドキドキするー!
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澪(プロフ) - マリイさん» コメントありがとうございます。雫さんの小説をリクエストとのことで、私も考えてみたのですが、私の力不足でドラマの素敵な世界観を壊したくない為、大変申し訳無いのですが今回はお断りせざるを得ません。重ね重ねお詫び申し上げます。 (2019年11月1日 14時) (レス) id: 3cc0b1a862 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 本郷雫が好きなので雫の小説も書いて欲しいです 雫は夢主の事溺愛して夢主だけは殺 さない設定で (2019年10月31日 17時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - かなとさん» かなとさまご指摘ありがとうございました。こちらの不注意です。ご不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。 (2019年10月22日 21時) (レス) id: 3cc0b1a862 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年10月22日 18時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪 | 作成日時:2019年10月22日 17時